12/01/2015

水木しげるさんご逝去

11月30日、水木しげるさんが93歳でお亡くなりになりました。
合掌

11/23/2015

本のお片付け


年末に向けて本の整理を進めています。

少しずつ片づけてきまたおかげで、ずいぶんスペースも生まれてきました。また、本当に自分の手元に置いておきたい本が何なのか、というのもわかってきたような気がします。
これまでは、読み終わって誰か別の方にお譲りしようとしている本を中心にこのブログで紹介してきましたが、そのうち、手放したくない本をまとめてご紹介する時がくるかもしれません。(まだまだ先だと思いますが…)

ということで、今日ご紹介するのは、いつものように「手放す」ほうの本の紹介です。
近いうちにボランティアの団体にお譲りしますが、ご興味のある方にはお譲りしますので、ご連絡ください。

まずは、語学関係。
・理系のためのサバイバル英語入門(東大サバイバル英語実行委員会)
・「FEN」を聴く(松本道弘)
・プレイン・イングリッシュのすすめ(ケリー伊藤)
・日本語誤用・慣用小辞典(国広哲弥)
・口のきき方(梶原しげる)
・ロシア語の入門(小沢政雄)
・予想得点がわかる 新TOEICテストパーフェクト模試200(田中宏昌)

 →CDが付いています。

次は、原子力関係です。
・原子力発電プラントの構造設計(林喬雄)
・国際放射線防護委員会勧告(日本アイソトープ協会)
・原発列島を行く(鎌田彗)
・核時代(フランク・バーナビー)
 →「核時代」は以前このブログで紹介したTBSブリタニカ「ワールドサイエンス」シリーズ12巻の1冊です。以前紹介した時に見つからなかった1冊が今ごろ出てきました。

ゴルフ本・・・、もうあきらめました
・初心者のゴルフ(今井汎)
・ゴルフ・40歳からシングルになる法(高島勝巳)
 →39歳の時に買いましたが、もう50代も半分過ぎてしまいました。

次は社会問題関係です。
・冤罪はこうして作られる(小田中聰樹)
・日本の公安警察(青木理)
・日本の警察/「安全神話」は終わったか(佐々淳行)
・オウム裁判と日本人(降幡賢一)
・テレビ報道の正しい見方(草野厚)
・日本の反省(飯田経夫)
・エアライン・クライシス(杉浦一機)
・危ない侵入者を防ぐ安全マニュアル(中西崇)


その他、自己啓発、実用図書などもろもろです。
・部下と「対話」できなくて上司といえるか(福田徹)
・新しい自己への出発 マネージメントのためのTA(多田徹祐)
・知の論理(小林康夫・船曳建夫編)
・論理パラドクス 論証力を磨く99問(三浦俊彦)
・技術倫理 1(キャロライン ウィットベック)
・イギリス紳士のユーモア(小林章夫)
・冠婚葬祭の常識(大島正裕)
・出世する男はデータベースをコキ使う!(杉山勝行)
・最新データベース活用事典(データベース研究所)
 →80年代後半、パソコン通信の時代では、情報収集はまだ新聞の切り抜きなどが主流でした。一般紙、業界紙などのスクラップは若手社員の大切な仕事の一つでした。 当時、ある程度網羅的に情報を集めるには、欲しい情報を取り扱っているデータベース会社(新聞社系列が多かったと思いますが)と契約して、検索したものでした。まさに情報はお金を出して買う時代でした。今は、インターネットで簡単に情報収集できるようになりましたが、情報の正確さは自分で判断しなければなりません。



11/06/2015

家つくりの本


もう十年以上前になりますが、家を建てる前には、こういう本を家族で見ながら、こんなふうにしたいね、なんて話していました。

●坂本和雄 「最新 マイホーム入手百科」
●櫻井幸雄 「誠実な家を買え」
●永岡修一 「成功例でよくわかるはじめての家づくり」

予算との関係で、実際は、これは無理、あれも無理、という感じでしたが、施工会社の設計担当の方がよく希望を聞いてくださいました。
おかげさまで、住み慣れたということもあるのかもしれませんが、家族みんな不満もなく気に入ってます。

写真に写っている
●佐藤和歌子 「間取りの手帖」
は上の3冊とはちょっと毛色が変わっていて、こんな間取りは「??」という、おかしな間取りが紹介されている本です。

著者は、よく不動産広告でよく目にする「間取り図」の収集家です。
いろいろな理由があるのでしょうが、平面図が三角形や平行四辺形の間取りとか、長方形の部屋の真ん中にトイレ・ユニットバスがポツンと置かれている間取りとか…。

家を作るのには、発注主である施主がいて、設計士がいて、大工さんや施工会社がいて、たくさんの人が関わっているのに、こういう間取りが出来上がってしまうというのがとても不思議です。

きっと施主さんか設計士が、ものすごく強い意志をお持ちなのかな、などと思います。

長く暮らすには、ありふれた普通が一番かなと思います。

11/03/2015

スキーの教本

だんだん涼しくなってきて、そろそろスキーのシーズンも近づいてきました。
今日紹介するのは、昭和58年発行(初版は昭和50年)の
 園部勝「やさしいスキースクール 基本の滑り方とうまくなるコツ」
です。


実はこの本は、父が50代半ばで初めてスキーをすることとなったので、あわてて購入したものです。
父は仕事でスキー場のリフト関係に携わっていたのですが、主にスキーのオフシーズンの仕事だったので、冬にスキー場に行くことはほとんどなかったようです。
それが、何かの縁があったのでしょう、急に冬のスキー場に行くことなり、どうせなら滑ってみるか、ということになったのでした。

表紙のイラストは昭和50年代のスキーウエア。みんなこんなファッションでした。
おそらくエレッセのセーターとパンツでしょうか?

本を開くと、王者インゲマル・ステンマルクが!!


スラロームでのウムシュタイクですね。
とにかく、ワールドカップの大回転と回転はいつもステンマルクが優勝って印象が強く残っています。
(当時、私のスキーブーツは、カベールのステンマルクのサインの入ったモデルでした。)

いつもほとんど運動らしいこともせず、年に1,2日滑りに行っていますが、怪我には本当に気を付けないといけませんね。

11/01/2015

地方消滅

 以前、ある本に対する批判書について紹介したことがありましたが、今回も同じパターンでしょうか?

 ●増田寛也 編著「地方消滅」(中公新書)
 ●山下祐介「地方消滅の罠 「増田レポート」と人口減少社会の正体」(ちくま新書)

 前者は、各種の調査、統計データを基に将来の人口予測を行ったところ、多くの自治体で人口が減少し「消滅」に至ってしまう。それを回避するにはどうすればよいか、ということを検討、シミュレーションして対策案を提言する、というような内容。

 それに対して、後者は、逆にその提言こそが地方を消滅に導くものである、とし、独自の案を提案しているもの。

 私は、前者後者の順で読みました。

 私の感想としては、前者は、やはりデータを基に非常に説得力のある筋立てのように感じました。将来の予測はある程度ぶれることはあるかもしれませんが、それもこれまでのデータを基に、将来の不確実性を何ケースか想定して将来を語るというスタイルをとっているので、信頼度が増していると思います。

 一方、後者で私が気になったのは、とにかく推論が多いこと。
 どのページを開いても「・・・のようだ」、「・・・に見える」の表現が必ずと言っていいほど目につく。
 そして、それらの推論をたくさん積み重ねて「・・・のはずだ」、「・・・しなければならない」などと結論づける。

 データを基にした論理展開が際立っている前者を読んだ後に、推論ばかりの後者を読んだせいか、非常にモヤモヤ感、イライラ感が残っています。

 また、後者では、著者が知っている範囲ではこういうことを実践している人もいるので、必ずしも増田レポートの提言に従う必要はない、というような論理展開も見受けられましたが、そのような事例が世の中の傾向を代表しているようなものなのかどうかが示されていないので、なかなか私を「なるほど」という気持ちにさせてくれませんでした。

 提言自体には賛同できるところがたくさんあります。家族や地域を大事にするという発想は、子供の頃は祖母を含め6人の家族で、また、近所との付き合いも深く、お互いを気にかけてくれるような環境で育ってきましたので、非常によく理解できます。

 しかし、残念なのは、客観的なデータの裏付けがあまりにも少なく(もしかすると別著でそのあたりを解説されているのかもしれませんが)、また、時折、太平洋戦争当時の国の政策などと結びつけるような強引な論理を展開されるため、前者のような「信頼度」が感じられなかったということです。

 ところで、書店ではこの2冊が並んて陳列されていました。私は、前者を買おうとして書店に行ったのですが、すぐ隣の後者のタイトルが目に入ればやっぱり買ってしまいますよね。
 しかし、前者を批判している後者の方が値段が高い!というのは・・・
前回に引き続き、誰かに踊らされているのでしょうな。

10/17/2015

開都五百年記念 都電・都バス・トロリーバス案内図

またまた、電車、バスの路線図です。
「開都五百年記念」とあります。


500年前というと1868年の東京遷都ではなく、1457年の太田道灌の江戸城築城でしょうね。
中の路線図には「昭和31年(1956年)10月1日現在」と書いてありますので、ちょうど計算があいます。

電車案内図は都電の路線図です。


今は地下鉄にとって替わっていますが、当時はまさに都電の時代だったのですね。
駅の数は今の地下鉄よりも多いような気もします。

ちなみに料金は、都電が片道13円、トロリーバスが片道20円と書かれています。

都バス案内図は電車案内図よりももっと細かいです。


埼玉県、千葉県、神奈川県まで路線が伸びています。
終点が、例えば、草加、川口駅、浦和駅、市川、浦安学校前、川崎駅。
今も隣の県まで運行しているんでしょうか?あまり見た記憶がありません。

さて、路線図のわきには「財団法人東京都交通局協力会」、一番下には小さく「納品 株式会社人文社 東京都千代田区神田神保町3ノ4」と書かれていますが、この折り畳み式案内図の表紙には大きな東芝のロゴ、東芝のマツダランプといった広告。
(マツダランプという名前はものすごく懐かしいです)

この案内図の発行の主体は誰なんでしょうね?
また、「開都五百年記念」と都電・都バス案内図と東芝の関係もこれだけではよくわかりません。
きっと、江戸城築城500年を記念して、自治体、民間、みんな大きな盛り上がっていたのでしょう。

埼玉銀行「名勝交通地圖」

以前、「埼玉銀行店舗一覧」という資料を紹介しました。
今日も、ほとんど同じような資料ですが、「名勝交通地圖」というのが出てきました。


「埼玉銀行店舗一覧」とほとんど同じ構成で、表が「関東交通名所地図」、裏が「京阪神交通名所地図」というところは全く同じです。
しかし、いつ頃発行されたのか特に記載されていません。

それで、表の「関東交通名所地図」を(老眼なので)ルーペで調べてみました。
今ある駅がない、今はこんな駅はない、というような駅の有無に着目して、それでは、その駅がいつ開業したのか、あるいは、その駅はいつ廃止されたのか、ということを調べれば、この地図がいつ頃発行されたのかがわかります。

Wikipediaの「開業年別鉄道駅」を調べると、各駅がいつ開業したのか、いつ廃止されたのか、いつ名称が変わったのかがわかります。

今日ご紹介した地図を見ると、
昭和23年12月19日開業の東北本線杉田駅は記載されていますが、

昭和23年12月25日開業の上越線井野駅が記載されていないところまで、絞り込めました。


つまり、この地図には、昭和23年12月19日~12月25日の数日間までの情報が取り込まれていることがわかりました。

物置に眠っていたこういう資料も、じっくり調べてみると、いろいろとわかってくるものですね。

10/13/2015

泉醤油株式會社

醤油の商標が書かれている紙が出てきました。
習字の半紙のような紙質で、広げた新聞紙よりもやや小さめの大きさです。


醤油の瓶を包むのに使うためのものでしょうか。
ただ、包まれていたのを広げたのではなく八つに畳んだ状態でしまってありました。

いつごろの時代なのかわかりません。
文字が右から書かれていますので、戦前のものかもしれません。


IZUMIICHI SHOYU
最上醤油
登録商標
イズミイチ
泉醤油株式會社

泉醤油株式会社をネットで検索すると、琺瑯看板の写真がたくさんアップされているページがあり、

■No.7446
■カワマタ醤油
■2009.11.1
■大阪府和泉市
昭和45年に泉一醤油と合併し大醤となった。堺市の醤油メーカー。看板はそれ以前のモノ。(おとんさん情報)

とあるではありませんか。

そこで大醤で検索すると、
西暦1970年 昭和45年
河又醤油とイヅミイチ株式会社が合同で大醤株式会社を設立
初代社長に河盛安之介が就任

と書いてありました。

以前は泉醤油だったのが、昭和45年に合併した時点では泉一醤油に会社の名前が変わっていたんですかね?

それにしても大阪の醤油会社の包み紙らしきものがなぜうちにあるのかはわかりません。

10/12/2015

昭和30年頃の福井県の地図/市町村合併

ちょっと古い地図が出てきました。

新修日本分県地図「福井県」 合併後の新市町村記入

発行は東京神田の塔文社で定価30円です。


発行日は特に記載されていないのですが、地図の裏側に「群市区町村別世帯および人口(30.10.1)」という表が掲載されているのでだいたいその頃のものでしょう。

表紙に「合併後の新市町村記入」と書かれているので、さっそくネットで調べてみると、Wikipediaで「福井県の廃市町村一覧」が出てきました。

昭和25年~34年頃にかけてものすごい数の市町村の統廃合が行われていますね。
昭和28年10月から31年9月の間に市町村数は150→49と約3分の1に減少しています。

この地図のタイトルには「合併後の新市町村記入」と謳われていますが、わずか3年ほどの短い期間で慣れ親しんできた地名が無くなってしまうのですから、新旧地名が書かれている地図はずいぶん重宝がられたことでしょう。

Wikipediaの一覧表と地図の新旧名称を比べると、昭和29年1月1日から昭和31年9月30日の統廃合がカバーされていることがわかりました。

ちなみに昭和29年1月1日の統廃合は、
・南条郡南条村(今は南条郡南越前町)の誕生
・遠敷郡上中町(今は三方上中郡若狭町)の誕生

昭和31年9月30日の統廃合は、
・吉田郡藤岡村(今は福井市)の誕生
・大野郡和泉村(今は大野市)の誕生
・武生市(今は越前市)への今立郡味真野村の統合
・今立郡今立町(今は越前市)への今立郡岡本村の統合
・坂井郡坂井村(今の坂井市)への坂井郡木部村の統合
でした。

ところで、地図を見ていて気づいたのですが、滋賀県の木ノ本から敦賀、武生、鯖江を通って福井に抜ける北陸本線がいやに曲がりくねっています。
駅の名前も今と違っていて・・・
木ノ本→中ノ郷柳ヶ瀬刀根疋田→敦賀→新保杉津大桐→今庄→湯尾→鯖波→王子保→武生→鯖江→大土呂→福井

今は、
木ノ本→余呉→近江塩津→新疋田→敦賀→南今庄→今庄→湯尾→南条→王子保→武生→鯖江→北鯖江→大土呂→越前花堂→福井


そうです、まだトンネルが開通していなかったんですね。北陸トンネルの開通は昭和37年ですからこの地図が発行されてから数年後になります
トンネル開通でルートが変わり廃駅となったのでしょう。

他にも岐阜県との県境にあり、現在は岐阜県に統合された大野郡石徹白村もまだ福井県にあります。
リンクを見ると、越境合併に至るまでにはかなり紆余曲折があったようですね。

ところで、なぜ昭和30年代初めの福井県地図があるのかと思ったら、地図と一緒に「東尋坊の奇巌」という6枚組の絵葉書が出てきました。
家族の誰かが越前旅行にでも行ったのでしょうね。

10/10/2015

文庫本いろいろ

今日は文庫本雑多です。


後列のパズル、業務関係の本は自分で買った本ですが、前列の本は家族の誰かが買ったものでしょう。

●ミステリー・シーン編:現代ミステリーの収穫Ⅲ ロスト・コースト
●梓林太郎:信濃富士殺人事件
●原尞:天使たちの探偵
●北村薫:冬のオペラ
●高橋義夫:御隠居忍法 鬼切丸
●澤田ふじ子:奇妙な刺客 祇園社神灯事件簿
●鬼瓦宇太郎:パズル中毒本 3分間必殺ゲーム
●芦ケ原伸之:一生遊べる 奇想天外パズル かぎりなく天才に近づける本
●守谷雄司:仕事力を伸ばす本
●唐津一:QCからの発想 仕事の質と効率をいかにあげるか

Amazonなどで検索すると、それぞれ著者や本の紹介がありますので、ご参照いただけます。
しかし、今日紹介した本は、いずれも30年~15年くらい前の本で、悲しいくらい安くなっていますね。

近いうちにボランティアの団体にお譲りしますが、あまりお役に立っていないのかもしれません。
ご希望の方には差し上げますので、早めにご連絡ください。

10/08/2015

赤川次郎さん3冊

赤川次郎さんの小説は、このブログでも2,3回紹介してきましたが、今日も3冊紹介します。


・怪奇博物館
・華麗なる探偵たち
・結婚以前


赤川次郎さんの作品は自分でも時々買って読みましたが、これはおそらく父母か弟が買ったのだと思います。
家にある本は結構前からMS Accessで管理してますが、赤川次郎の本は単行本、文庫本あわせて97冊もありました。

家族そろって赤川さんのファンだったようです。
これまでに93冊を障害者の団体にお譲りしました。
今日の3冊をお譲りすると全部で96冊となるので、あと1冊が家のどこかにあるはずですが、みつかりません。
ちなみに残りの1冊は、「アンバランスな放課後」(角川文庫)で、1991年10月発行のものです。

もう無くなっちゃったかなあ?

10/06/2015

ノストラダムスの大予言Ⅳ

五島勉 ノストラダムスの大予言Ⅳ です。


1999年、7の月に恐怖の大王が・・・
大予言シリーズの最初のを読んだとき、1999年ということは40歳になる前に人生終わるのか、と思ってましたが、何ごともなく(自分にとっては)その時は過ぎていきました。

とりあえず、シリーズの「Ⅳ」までは読みました。
これは1982年10月10日発行の第27版ですが、その後、シリーズは続いていたのでしょうか?

ところで、表紙の内側を見ると、先日お亡くなりになった川島なお美さんがメッセージを掲載されていました。


ご冥福をお祈りします。

10/04/2015

パソコン普及前の整理術

就職して最初は現場に配属され、その後2年ほどして東京の本店に異動となりましたが、その頃(昭和61年~62年頃)に買った本です。


●名刺は飯のタネ 橋本保雄
●整理術 黒川康正
●スクラップ術 角間隆

まだ、パソコンも普及していない時代でしたので、たくさんの情報を検索しやすいように整理するにはどうすればよいかいろいろ試行錯誤していました。

今の時代、新聞、雑誌の切り抜きをスクラップしたり、名刺もスキャンしてパソコンでもタブレットで何千枚も管理できるようになりましたが、データの管理については、これらの本でずいぶん勉強させてもらいました。
MicrosoftのAccessも結構早い時期から導入して、物置の古本や明治、大正、昭和にかけてのいろいろな文書、写真などの整理にも大いに活用しています。

「名刺は飯のタネ」は、名刺の整理の仕方もさることながら、人と接する時のマナーもずいぶん参考になりました。
これは、今でも十分通用する内容ですので、社会人なりたての方にもぜひ読んでいただくとよいのではないでしょうか。


次の本は平成8年に買ったインターネット入門本です。


●専門用語を使わないインターネット超入門 前田博明

まだインターネットというよりもパソコン通信の方が主流だったころでしょうか。
見出しを見ると、ものすごく時の流れの速さを感じます。
 ・「インターネットする」ことは、まだまだ特殊だ
 ・インターネットの「冒険」は、必ずあなたの日常生活を変える

平成に入って、あるいは、21世紀に入ってからの情報関連の技術進歩のスピードは、この時代を過ごしてきた世代にしかわかりませんよね。

いつものように、しばらくしたら障害者の団体にお譲りするつもりです。
もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、差し上げますのでご連絡ください。

9/23/2015

シルバーウィーク最後のお片付け

本は読み終えたら大事にとっておくものと考えていたのですが、生活スペースとの兼ね合いで泣く泣く手放していくしかない、ということで、本の片づけを始めました。

しかし最近は、古本のネットワークもかなり充実していることもあって、手放した後でまた目を通したいと思ったらいつでも容易に手に入れることができることがわかってきました。

ほとんどの本は古本市場に出回っていて、それも非常に安価で手に入れることができます。

なので、最近はむしろ、読み終えた本はどんどん手放して、身のまわりをすっきりさせたい、という気持ちで本の整理をしています。

逆に、古本市場に出回っていないような本は、ご興味を持っている方に引き取っていただければ、整理される運命の本にとって、とても嬉しいのではないかと思います。

さて、今日はシルバーウィーク最後ですが、お彼岸の墓参りに行った後、お片付けをしました。


●NHKプロジェクトX制作班 プロジェクトX挑戦者たち ⑤「そして、風が吹いた」

●山崎豊子 沈まぬ太陽(三)御巣鷹山篇

●産経新聞取材班 20世紀かく語りき

●諸岡達一 死亡記事を読む

●金原ひとみ 蛇にピアス

●黒井克行 男の引き際

今日は手抜きのため、それぞれの本の紹介を省略しちゃいました。すみません。

いつものように、しばらくしたら障害者の団体にお譲りするつもりです。
もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、差し上げますので早めにご連絡ください。

9/22/2015

シルバーウィーク中の文庫本の整理

シルバーウィークを利用して物置の片づけをやっています。
今日は文庫本を中心に。
いつものようにボランティアの団体にお譲りしますが、もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら「コメント」でお知らせください。


●小林克己 不思議の宝庫「世界遺産」
この本が発行された2003年頃は、ピラミッド、ナスカの地上絵、モアイ、マチュ・ピチュ…。世界遺産というとやはり本のタイトルにある「不思議」といった言葉や「謎」という言葉が浮かんだものです。
しかし、最近は、富岡製糸場や明治日本の産業革命遺産といった、近代化遺産の話題が多いので、「不思議」とか「謎」というイメージはなくなってきました。それよりも世界遺産登録に当たり、これほど政治的な取引があったとはつゆ知らず、少しがっかりしました。
●水木しげる 劇画ヒットラー
●水木しげる 東海道四谷怪談
私にとって水木しげるさんといえば、やはり悪魔くんゲゲゲの鬼太郎です。子供の頃、連載していた少年マガジンを怖くて一人では読めなかったです。しかし、その反動なのか、いい年になってからは、文庫版などで水木しげるさんの作品を見つけると思わず買ってしまいます。

●週刊朝日風俗リサーチ特別局 デキゴトロジー vol.7
昭和61年の週刊朝日に連載されていたコラムを編集したものですが、パラパラ読み返してみたら結構面白かったです。でも、こういうほのぼのした話が少なくなってきたような気もします。

●堀江敏幸 いつか王子駅で

森田拳次 森田拳次のヒトコマ・ランド
森田拳次さんの作品との出会いは丸出だめ夫でした。しかし、その後のヒトコマ漫画の方が好きですね。
この本のあとがき(エピローグ)に
「星(新一)さんの『進化した猿たち』が起爆剤となって、少年漫画を捨ててヒトコマ漫画の勉強にアメリカへ渡った…」
とありますが、実は、私も高校生の頃、星新一さんの進化した猿たち(文庫版)を見てからヒトコマ漫画の虜になりました。
(この本はやっぱりお譲りするのはやめました。)

●星新一 つねならぬ話
●星新一 ボッコちゃん
●星新一 ありふれた手法
●星新一 ひとにぎりの未来
●星新一編 ショートショートの広場1
●星新一編 ショートショートの広場6

●日本推理作家協会 ミステリー傑作選・特別編6 自選ショート・ミステリー2

●弘兼憲史 俺たちの老いじたく
このブログでも何度も紹介していますが、弘兼憲史さんの作品(もちろん漫画です)は大好きです。こういうエッセイを読むのは初めてでしたが、一回りくらい年齢差があるものの、大いに共感できるところがありました。
弘兼さんが今の私と同年代の頃のエッセイですので、新たに共感できるところが見つかるかもしれません。もう一度読んでみようと思います。

●西村京太郎 超特急「つばめ号」殺人事件
実は、この本は3冊ありました。写真に写っているのが光文社文庫の初版で、初版発行の約4か月後に発行されたもの、そして、初版発行から12年後に発行された講談社文庫の初版です。私は自分で購入した記憶がないので亡くなった両親が購入したものでしょう。光文社文庫版はおそらく両親がそれぞれ買って、12年後の講談社文庫版は、父母のどちらかがうっかり買ってしまったんでしょうかね?

●赤川次郎 三毛猫ホームズの安息日
●赤川次郎 三毛猫ホームズの世紀末

●結城信孝編 翠迷宮

●北沢拓也 女流写真家
ちょっと電車の中で読むのは恥ずかしいかも…
●トルーマン・カポーティ 冷血

●ドラマ「TRICKトリック」シリーズの5冊
テレビドラマは全部見ました。一番古いのが2001年発行ですので、もうずいぶん前なんですね。

●金井塚良一・大村進編 埼玉県謎解き散歩

9/20/2015

昔の旅行ガイドブック

旅行のガイドブックは、やっぱり最新の情報が反映されていないと使えませんよね。
ということで、古いガイドブックを思い切って捨てることにしました。


なんとなく、思い出の品という感じもしますが、実際に行ったところでは写真も撮っていますし、無くてもいいのかな、ということですね。

でも、西ドイツなんていうのは、今では買うことはできませんね。

私は昭和から平成に変わるちょうどその頃、西ドイツに行ってました。
東ドイツとの国境付近には行きませんでしたが、東西が統一されたのは帰国してから間もなくでした。
私が西ドイツにいた頃、仕事で一緒だったドイツの方々は、こんなに早く東西統一がなされると予想していたんでしょうか?

通貨もマルクからユーロに変わってしまいましたので、やっぱり、もはやガイドブックとしての役目は終わっています。

当時、少しはドイツ語会話もできないとまずいと思い、すぐわかるドイツ語変化表とかコミックドイツ語会話なんて本も買いました。
(ちなみにコミックドイツ語会話の挿絵を描いているのは、ヒトコマ漫画の森田拳次さんです。)

今の時代、旅行にはこんなガイドブックではなく、やっぱりインターネットでリアルタイムの情報を活用するのが主流なんでしょうか?
海外でちゃんとインターネットにつながるかどうか自信のない私にとっては、紙の情報の方がありがたいです。

9/05/2015

まとめて処分

今日は新書版サイズの古本を何冊か処分します。


近いうちに、ボランティアの団体にお譲りしますが、もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら「コメント」でお知らせください。

●赤川次郎 自殺行き往復キップ
この本の文庫版は以前処分したのですが、単行本でもありました。
おそらく家族の誰かが重複して購入してしまったんでしょう。

●維新力 維新力のみんなまとめてゴッツァン

●朴泰赫 醜い韓国人

●中谷宇吉郎 科学の方法
この本は高校一年の時の夏休みの課題図書だったと思います。
とは言っても国語(現代国語)の宿題ではなかったような…。
中学を卒業して3ヶ月くらいしかたっていない頃にこの本は難しすぎて苦労したという思い出が残っています。
今読み返せば少しはわかるかな、という気もしましたが、昔の思い出が邪魔をして読み直す気が起きません。

●朝永振一郎 物理学とは何だろうか 上

●小山慶太 科学史年表
2003年に発行された本です。本の帯に「科学400年の歴史を読む」と書かれている通り、1601年「天文観測家ティコ・ブラーエ没」から1990年「フラーレンC60の大量生成法の確立」まで、400年弱の科学史上の出来事が解説されています。しかし、もうすでに2015年、それから四半世紀を過ぎてしまいました。この四半世紀の出来事の中に、後の時代に振り返られる偉大な出来事があるのでしょうか。(2011年に2010年までを増補した最新版が発行されたようです。)

●石山昱夫 死体からの事情聴取

●岸田秀 性的唯幻論序説

●松浦寛 ユダヤ陰謀説の正体

●近藤勝重 なぜあの人は人望を集めるのか

●柳瀬尚紀 広辞苑を読む

●原隆之 アメリカ人は、なぜ明るいか?

●西尾幹二 ヨーロッパの個人主義

●松田道雄 私は赤ちゃん
●松田道雄 私は二歳
この2冊はおそらく私の両親が買ったものでしょう。「私は赤ちゃん」は私が生まれて僅か20日ほど後に発行されたもの、「私は二歳」は私が2歳6か月の頃発行されたものです。両親も子供を持つ親として「新米」の頃ですので、こういう本で育児の情報を集めていたのでしょうね。「私は二歳」という続編(?)を購入したということは、よほど松田道雄先生のお話に信頼を抱いていたのでしょうか?

●逢河信彦 なつかし漫画王
この本は処分しようかと思ったけど、今これを書きながらパラパラめくってみると、自分の子供の頃の記憶が鮮やかによみがえってしまい、処分するのをやめることにしました。先日、手塚治虫ブッダ文庫本大人買いの話を書きましたが、また、やってしまうかも・・・。

●岩谷テンホー みこすり半劇場 ファミリー編Ⅱ

●山藤章二 人間ころがし ①すごい人々

今日はここまで…。

8/15/2015

蚊帳のカタログ販売の資料をお譲りしました

以前昭和12年に発行された「蚊帳」のカタログ販売について書きました。

このたび、この記事をご覧になったという方からお問い合わせをいただきました。
蚊帳に関する資料を収集されているということです。

ご興味を持たれている方に保存していただくのが何よりですので、昨日郵送いたしました。
お役に立っていただければうれしいですね。

8/03/2015

手塚治虫「ブッダ」

手塚治虫のブッダ文庫本、12巻まとめ買いしてしまいました。



いわゆる「大人買い」ってやつです。

今年になって伯父、叔父が続けて亡くなり、お坊さんのお話を聞く機会が何度かあって、お釈迦さまの話に少し興味を持ったのが大人買いのきっかけです。

自分に対して質素で厳しい生き方をされたブッダの物語を読んで、大人買いするような贅沢をしてよかったのかな、とちょっと複雑な気持ちになりました。

8/02/2015

ひと昔前の実用本

こう暑い日が続くと外に出るのが億劫になってしまいます。
が、今日は朝7時から墓地管理委員会主催の盆前の墓地清掃がありました。
まだ、気温が上がる前で、風も幾分涼しめだったので、なんとか所定の1時間半頑張ってまいりました

その後は、グングン気温も上がり、光化学スモッグ注意報も発令されたみたいなので、冷房の効いた部屋で古本整理してました。

今日は、一昔前の実用本的な本を紹介します。


●三矢孝之「相続税対策の手ほどき」(1984年)
●安田英司「身のまわりの法律常識」(1986年)
●井手喜胤「海外赴任を命じられたら……」(1988年)
●脇森宏・森野恭行「キミのクルマはこれだ!解体新車」(1989年)
●林田学「情報公開法」(2001年)
●斎藤哲也「使える新書 教養インストール編」(2003年)



古いので30年前、一番新しいのでも12年前。
こういう実用本的な本は、時間がたつと価値も急激に下がってしまうような気がします。
もはや、この手の情報はネットで最新のものが容易に手に入ります。

いつものように障害者の団体にお譲りするつもりですが、バザーに出してもらっても、古本屋さんに持ち込んでもらっても、あまりお役に立てないかもしれません。

もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、差し上げますのでご連絡ください。
(「解体新車」などは、89年~90年当時の「新車」がずらり140車種が、著者の辛口評価で解説されているので、当時新車を買われた方には、お楽しみいただけるのではないかと思いますが…)

鉄道本

今日は、一昔前の鉄道の本です。
これらはいずれも父が生前買ったものだと思います。



残念ながら、私は全く目を通していませんが、簡単にご紹介だけ。
近いうちに、障害者の団体にお譲りするつもりです。もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、差し上げますのでご連絡ください。

●大谷健「国鉄は生き残れるか 再建への道を考える」(1977年)
●滝口昭「全施労の貧乏揺すり いま語る 激動の国鉄改革」(1988年)
●毎日新聞社「名鉄 東海の動脈とその周辺」(1976年)

そして、写真には写っていませんが、もう1冊。
●鈴木守「国鉄おもしろ時刻表」(1983年)
これは現役の国鉄の車掌さんが書かれたもので、切符のお得な買い方や、検札のエピソードなど乗客の立場からはわからない世界が楽しく紹介されています。

「全施労の…」と「名鉄 東海の動脈…」はAmazonにも引っかからなかったので、希少なのかもしれません。
残念ながら、私にはその価値がわかりませんので、もしご興味のある方はご一報ください。

8/01/2015

埼玉銀行店舗一覧(1955年)

1955年、昭和30年の埼玉銀行の「店舗一覧」というのが物置から出てきました。今は、名前が変わって埼玉りそな銀行ですね。



中を広げると、「関東交通名所地図」。



そして、その裏は「京阪神交通名所地図」。



そして、肝心の店舗一覧は、こんな感じで地図上に赤いマークで示されています。(もちろん住所と電話番号も中に記載されています。)



最後は、いろいろな預金のご紹介のページ。
普通預金、定期預金などお馴染みの預金の他、こつこつと日々の売り上げから納税日まで積み立てていく「納税準備預金」とか、元本10万円までの利息に税金のかからない「預金者貯蓄組合預金」なんていうのもあったようです。


7/26/2015

昭和を振り返る

今日は朝から本当に暑い。
外にいたら本当に熱中症になってしまうかもしれません。
でも、野菜に肥料をあげないといけないし、雑草取りもしないといけないし…
ということで、屋外作業は夕方から始めることにして、古本の整理・処分をすることにしました。

今日は少し昭和の時代を振り返る、というような感じでピックアップしてみました。



それぞれの本の著者や内容については、Amazonなどでそれぞれ図書名を検索するとだいたいヒットしますので、ご参照いただければと思います。

●永野護「敗戦真相記 予告されていた平成日本の没落」
●落合信彦「ベルリンからの激震」
●ダニエル・ベル(蠟山昌一訳)「社会科学の現在」
●酒井三郎「昭和研究会 ある知識人集団の軌跡」
●デービッド・バーナム(田原総一郎訳)「コンピュータ国家」
●ハーバード核研究グループ(永井陽之助監修)「核兵器との共存」
●加藤周一「私にとっての20世紀」
●河合隼人・石井米雄「日本人とグローバリゼーション」(→これは直接昭和には関係ないですね)

これらの本の中には、1970年代後半から1980年代にかけて発行されたちょっと古いものもあります。
1ヶ月くらいの間に、障害者の団体にお譲りする予定です。もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、お譲りしますのでご連絡ください。。

ビートたけし 「少年」



10年くらい前に読んだ時、ビートたけしさんってこんなお話も書けるんだと、たけしさんの才能に感心した記憶があります。

3つの物語ですが、それぞれ懐かしい気持ちになり、「少年」の時の自分に主人公を重ねて、胸がキュンと痛む。そんなふうに感じながら読みました。

昨日書いたあさのあつこさんの「バッテリー」と少し共通するところがあるような気がしますね。

7/25/2015

バッテリー <あさのあつこ>

今から10年ほど前に読みました。
息子が小学生の頃はソフトボール、そして中学で軟式野球をやっていたこともあり、本屋さんで積み上げられているのを見て、ふと読みたくなったんですね。
たしかラジオでもドラマ化されていたと思います。
車の中で何度か聞いた気がします。
本を読んだのとラジオで聞いたのとどっちが先だったかな?

5冊全部読んだはずだったけど、バッテリーⅢだけ見つかりません。


いつものように、障害者の団体にお譲りするつもりですが、どうせならセットでお譲りしたいです。
取りに来ていただくまで、もう少し探してみようと思います。

7/19/2015

昭和20年3月発行「大東京交通図」

昭和20年3月発行の東京の電車路線図です。

発行所・交通案内社、配給元・日本出版配給株式会社、定価一円とあります。
掲載されているのは、省線、会社線、都電で、やはりこの頃は都電のネットワークが一番充実していたように思えます。

また、東京の区の名称も今とずいぶん違っています。
この路線図を見た限りでは、麹町区、日本橋区、京橋区、芝区、麻布区、赤坂区、四谷区、牛込区、淀橋区、小石川区、本郷区、神田区、下谷区、浅草区、本所区、深川区、城東区、向島区、滝野川区、王子区など。

ところで、現在のJR、私鉄と比べてみました。
時代が経つにつれて、新しい駅ができるのは当然のように思えますが、結構無くなってしまったり、駅の名前が変わってしまったりしたものもありました。
さらには、鉄道会社まで変わってしまったものもあります。

ざっとご紹介すると、
京浜線(京浜東北線)
・下十条(1957年東十条駅)

京成電軌(京成電鉄)
・博物館動物園前(2004年廃止)
・寛永寺坂(1953年廃止)
・道灌山通(1947年廃止)
・西千住(1947年廃止)
・荒川(1994年八広駅)
・向島(1947年廃止)
・京成請地(1947年廃止)

東武鉄道
・北十間(1946年廃止)
・平井街道(1945年廃止)
・十間橋通(1958年廃止)
・虎橋通(1945年廃止)
・玉ノ井(1987年東向島駅)
・中千住(1962年廃止)
・雷門(1945年浅草駅)
・隅田公園(1958年廃止)
・業平橋(2012年とうきょうスカイツリー駅)
・請地(1947年廃止)

東京急行東横線
・青山師範前(1943年第一師範駅、1952年学芸大学駅)

東京急行玉川線(田園都市線)
・上通、大橋、池尻、三宿
 (いずれも1969年玉川線廃止に伴い廃止)

東京急行井ノ頭線(京王電鉄井の頭線)
・一高前(1951年東大前駅、1965年駒場駅と統合し駒場東大前駅)
・駒場(1965年東大前駅と統合し駒場東大前駅)

東京急行小田原江ノ島線(小田急電鉄小田原線)
・山谷(1946年廃止)

東上線
・武蔵常盤(1951年ときわ台駅)

武蔵野線(西武鉄道池袋線)
・上り屋敷(1953年廃止)


多少ピンボケですがアップの写真も載せますのでご覧ください。

現在の浅草・東京スカイツリー近辺


渋谷・新宿近辺

今回、Wikipediaなどでいろいろ調べてみたのですが、廃止や駅名が変わった理由までしっかりと書かれているので、ずいぶん勉強になりました。

7/12/2015

日本興業銀行創立60周年記念双六

日本興業銀行という名前が消えてからもう10年以上たちますね。
その興銀の創立60周年記念の双六(すごろく)が出てきました。
興銀の設立は明治35年3月(1902年)ですので、創立60周年というと昭和37年(1962年)です。



「五十三次道中双六」というタイトルで、江戸日本橋から京を目指して進んでいくんですね。

サイコロと駒もついています。
駒は、興銀のマスコット、キューピーちゃんです。

ロケットの駒もついていますが、五十三次双六の裏面は「QPロケット宇宙めぐり」というもう一つ双六が付いていて、それの駒です。

子供の頃は双六をよくやりましたね。
両親や祖母もよく子供の相手をしてくれたなあ、と思います。
子供の雑誌の正月号には必ず付録に双六がついていました。
でも、この双六は記憶にありません。サイコロや駒も未使用ですので、ずっと仕舞ったままだったのでしょう。

7/11/2015

続けて川口 今度は30周年

2日前に「昭和8年発行 川口市勢要覧」をご紹介しましたが、今日は一気にそれから30年飛んで川口市 市制施行30周年パンフレットです。


昭和37年(1962年)11月23日、川口市立体育館で30周年記念式典が開催され、その時にいただいたもののようです。

祖父は以前川口市役所に勤務していましたが、30周年記念式典の前に他界しました。
この式典に先立ち「30周年物故功労者慰霊祭」が営まれ、その時の記念写真に父が写っているので、慰霊祭終了後、引き続き記念式典に参加してこのパンフレットをいただいたのではないかと思います。

パンフレットには30年の間の人口、財政、産業などの発展の様子が説明されていますが、人口は4倍、市の予算は3379倍(貨幣価値が変わっているので何とも言えませんが…)にも成長しています。
昭和8年の教育費は、全経常分歳出の半分以上を占めていましたが、昭和37年の段階でも約25%と大きな割合を占めています。(ちなみにネットで川口市の平成26年、27年の予算を調べてみると教育費は10~15%でした。)

このパンフレットには、ソノシート(懐かしい!)がついていて、川口市民歌と川口市民行進曲の2曲が入っています。

残念ながら、我が家にはレコードプレーヤーがないので聴くことはできません。

7/09/2015

昭和8年発行 川口市勢要覧

先日、昭和5年発行の「埼玉県勢要覧」をご紹介しました。

今回は、昭和8年発行の「川口市勢要覧」です。
「市制施行記念」と書かれている通り、川口市は昭和8年4月1日に発足しました。


埼玉県勢要覧と同様、中には折りたたまれた川口市全図(縮尺二万分の一)が入っています。
そして裏には、川口市の名前の由来、沿革、鋳物工業の沿革や諸データが書き込まれています。


要覧の諸データの一つとして市内の世帯数は記載されるのは当然です(当時8,860世帯)。
しかし、驚いたのは、「電燈電力」、「瓦斯」という項があって、そこには、電燈需要戸数(8,627)、取付燈数(30,825)、瓦斯需要戸数(679)というような、今では自治体として数えることに意味があるのか?と思えるような数字も並んでいます。(もちろん電力会社やガス会社にとって契約世帯数は非常に重要なデータでしょうが…)

また、「財政」の部では、経常分歳出272,780円のうち教育費が半分以上の143,616円を占めていて、当時教育に物凄く力を入れていたことに感心しました。

その他、川口らしいデータとしては、
・産業団体の組合員数では「川口鋳物同業組合」が一番。
・主要発送貨物の金額のトップは鋳物ですが、二番、三番は「麦酒」、「清涼飲料水」。

川口駅の北側、線路の東側に十数年前まではサッポロビールの工場がありました。その前身の「ユニオンビール會社」の工場が昭和8年の頃すでに操業していたんですね。


川口駅の西側に「燃料研究所」がありますが、これも、資源技術研究所、公害資源研究所と名前を変え、その後川口から移転し、今は、川口文化センター(リリア)や高層住宅となっていますね。

7/08/2015

久しぶりにアンティーク絵葉書 「陸軍恤兵部発行/軍人画家 武藤夜舟」

物置から出てきた絵葉書5枚組です。

カラーの絵葉書で、宛名・通信面の上部には「郵便はがき」、中央の宛名部と通信欄の仕切りのところに「陸軍恤兵部発行」、下部には「東京印刷株式会社 印行」と書かれています。(いずれも右から左向きに書かれたもの)

陸軍恤兵部(りくぐんじゅっぺいぶ)とは、Wikipediaによれば、
陸軍恤兵部(りくぐんじゅっぺいぶ)は陸軍省内の部署の一つ。長は恤兵監。
戦地への慰問、或は慰問で送られるものを「恤兵」と呼ぶがこの部署では主にその恤兵の管理などを行っていた。日中戦争の長期化に伴って恤兵も大きく増加したため、その規模は拡張した。
とあります。

皇軍歓迎

路傍之恵み

宿舎

慰問品

農民之純情


いずれも、中国での日本軍の様子を題材にしたもののようです。
署名と落款を見ると「夜舟」と読めるので、ネットで検索してみたら「軍人画家 武藤夜舟」がヒットしました。
満州事変や日中戦争を題材とした作品が多いとのことです。