今日は本の紹介です。
最相葉月さんの「星新一 1001話をつくった人」というノンフィクションです。
ショートショートの神様星新一の伝記ですね。
星新一の作品と出会ったのは中学生の頃でした。
私は小学生時代本を読むのが嫌いで、夏休みの宿題の読書感想文は本当に嫌でした。
しかし中学に入ると、遊んでばかりでとても本なんかには見向きもしない友人が
「星新一の小説は面白いよ。読んでみな。」
と言って文庫本を貸してくれました。
たぶん、「ボッコちゃん」だったと思いますが、まず、こいつも本を読んでいるんだということに驚き、そして貸してもらった文庫本をあっという間に読み切ってしまった自分にひどく驚いたことを覚えています。
といって、私の本嫌いが治ったわけではなく、高校生になっても読むのはマンガと星新一だけでしたので、星新一だけが私にとっての例外だったのです(このあたりは、私のこのブログで「星新一」で検索していただければ、似たような話が書かれています。)
私の星新一好きは脇に置いておいて、この本を書いた最相葉月さんという方に非常に興味を覚えました。
これまで伝記というものがどのように書かれるのかなど考えたこともなかったのですが、この本を読んで、これは相当の取材と調査、そして、得られた情報の整理・分析、検証を経て書かれたものなんだ、ということがわかりました。
本人がお亡くなりになってからの取材ですので、本人の幼少の頃の出来事などはご遺族でもわからないことと思います。
そういうこともいろいろな手段で調べ上げ、この作品となったのでしょう。
こうなると、単にノンフィクション作品とか伝記というよりも、ほとんど研究論文にちかいように思います。
本当にすごいなと思いました。
12/29/2017
9/22/2015
シルバーウィーク中の文庫本の整理
シルバーウィークを利用して物置の片づけをやっています。
今日は文庫本を中心に。
いつものようにボランティアの団体にお譲りしますが、もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら「コメント」でお知らせください。

●小林克己 不思議の宝庫「世界遺産」
●水木しげる 劇画ヒットラー
●水木しげる 東海道四谷怪談
●週刊朝日風俗リサーチ特別局 デキゴトロジー vol.7
●堀江敏幸 いつか王子駅で
●森田拳次 森田拳次のヒトコマ・ランド
●星新一 つねならぬ話
●星新一 ボッコちゃん
●星新一 ありふれた手法
●星新一 ひとにぎりの未来
●星新一編 ショートショートの広場1
●星新一編 ショートショートの広場6
●日本推理作家協会 ミステリー傑作選・特別編6 自選ショート・ミステリー2
●弘兼憲史 俺たちの老いじたく
●西村京太郎 超特急「つばめ号」殺人事件
●赤川次郎 三毛猫ホームズの安息日
●赤川次郎 三毛猫ホームズの世紀末
●結城信孝編 翠迷宮
●北沢拓也 女流写真家
●トルーマン・カポーティ 冷血
●ドラマ「TRICKトリック」シリーズの5冊
●金井塚良一・大村進編 埼玉県謎解き散歩
今日は文庫本を中心に。
いつものようにボランティアの団体にお譲りしますが、もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら「コメント」でお知らせください。

●小林克己 不思議の宝庫「世界遺産」
この本が発行された2003年頃は、ピラミッド、ナスカの地上絵、モアイ、マチュ・ピチュ…。世界遺産というとやはり本のタイトルにある「不思議」といった言葉や「謎」という言葉が浮かんだものです。
しかし、最近は、富岡製糸場や明治日本の産業革命遺産といった、近代化遺産の話題が多いので、「不思議」とか「謎」というイメージはなくなってきました。それよりも世界遺産登録に当たり、これほど政治的な取引があったとはつゆ知らず、少しがっかりしました。
●水木しげる 東海道四谷怪談
私にとって水木しげるさんといえば、やはり悪魔くんやゲゲゲの鬼太郎です。子供の頃、連載していた少年マガジンを怖くて一人では読めなかったです。しかし、その反動なのか、いい年になってからは、文庫版などで水木しげるさんの作品を見つけると思わず買ってしまいます。
●週刊朝日風俗リサーチ特別局 デキゴトロジー vol.7
昭和61年の週刊朝日に連載されていたコラムを編集したものですが、パラパラ読み返してみたら結構面白かったです。でも、こういうほのぼのした話が少なくなってきたような気もします。
●堀江敏幸 いつか王子駅で
●森田拳次 森田拳次のヒトコマ・ランド
森田拳次さんの作品との出会いは丸出だめ夫でした。しかし、その後のヒトコマ漫画の方が好きですね。
この本のあとがき(エピローグ)に
「星(新一)さんの『進化した猿たち』が起爆剤となって、少年漫画を捨ててヒトコマ漫画の勉強にアメリカへ渡った…」
とありますが、実は、私も高校生の頃、星新一さんの進化した猿たち(文庫版)を見てからヒトコマ漫画の虜になりました。
(この本はやっぱりお譲りするのはやめました。)
●星新一 つねならぬ話
●星新一 ボッコちゃん
●星新一 ありふれた手法
●星新一 ひとにぎりの未来
●星新一編 ショートショートの広場1
●星新一編 ショートショートの広場6
星新一さんのショートショートは中学生から高校生の頃に出会いました。ほとんど文庫は読んでいるはずです。
●日本推理作家協会 ミステリー傑作選・特別編6 自選ショート・ミステリー2
●弘兼憲史 俺たちの老いじたく
このブログでも何度も紹介していますが、弘兼憲史さんの作品(もちろん漫画です)は大好きです。こういうエッセイを読むのは初めてでしたが、一回りくらい年齢差があるものの、大いに共感できるところがありました。
弘兼さんが今の私と同年代の頃のエッセイですので、新たに共感できるところが見つかるかもしれません。もう一度読んでみようと思います。
●西村京太郎 超特急「つばめ号」殺人事件
実は、この本は3冊ありました。写真に写っているのが光文社文庫の初版で、初版発行の約4か月後に発行されたもの、そして、初版発行から12年後に発行された講談社文庫の初版です。私は自分で購入した記憶がないので亡くなった両親が購入したものでしょう。光文社文庫版はおそらく両親がそれぞれ買って、12年後の講談社文庫版は、父母のどちらかがうっかり買ってしまったんでしょうかね?
●赤川次郎 三毛猫ホームズの安息日
●赤川次郎 三毛猫ホームズの世紀末
●結城信孝編 翠迷宮
●北沢拓也 女流写真家
ちょっと電車の中で読むのは恥ずかしいかも…
●ドラマ「TRICKトリック」シリーズの5冊
テレビドラマは全部見ました。一番古いのが2001年発行ですので、もうずいぶん前なんですね。
●金井塚良一・大村進編 埼玉県謎解き散歩
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