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8/03/2015

手塚治虫「ブッダ」

手塚治虫のブッダ文庫本、12巻まとめ買いしてしまいました。



いわゆる「大人買い」ってやつです。

今年になって伯父、叔父が続けて亡くなり、お坊さんのお話を聞く機会が何度かあって、お釈迦さまの話に少し興味を持ったのが大人買いのきっかけです。

自分に対して質素で厳しい生き方をされたブッダの物語を読んで、大人買いするような贅沢をしてよかったのかな、とちょっと複雑な気持ちになりました。

4/16/2012

手塚治虫と長谷川町子

 今日は,手塚治虫先生の漫画「華麗なるロック・ホーム」とサザエさんの長谷川町子先生のエッセイ(対談集)「長谷川町子思い出記念館」です。

 手塚作品では,先生の作品に登場するキャラクターを,劇団員のようにいろいろ役を変えて別の作品に登場させる,いわゆる「スター・システム」が使われていました。

 ヒゲオヤジ,お茶の水博士,アセチレン・ランプ,ハムエッグ…などなど,多くのスターがたくさんの作品に登場するのは皆さんご承知のとおりで,ロック・ホームもその中の一人です。

 「ブラック・ジャック」とか「火の鳥」など作品別に文庫版が発行されるのはよくありますが,スター・システムのスター一人ひとりにスポットライトを当てて編集された本は珍しいと思って,書店で見つけて買ってしまいました。

 ロックも,初期の漫画では真面目な少年というキャラでしたが,次第にクールでやや邪悪な心を隠し持つ青年というキャラクターに変わっていくのがわかります。

 河出書房のこのシリーズには,ヒゲオヤジなど別のスターを特集したのも発行されていると思いますが,残念ながら,購入したのはこの1冊だけでした。スター別に特集したということで,目新しいと思いはしたものの,やっぱり既に別のところで読んだお話ばかりなので…

 もう1冊は長谷川先生のエッセイです。子供の頃,我が家では朝日新聞を購読していたので,毎朝サザエさんを読んでました。そして母がやはりサザエさんのファンだったので,単行本の「サザエさん」「いじわるばあさん」は一通り揃っています。

 サザエさんは全て目を通したけど,それを描いた長谷川町子先生ってどんな方?ということは,ほとんど知らなかったので,これも書店で衝動買いしてしまったものです。
 今や国民的なキャラクターとなっているサザエさんを世に出した作家の生の声が伝わってきて,面白かったです。

 もう60年以上前に生まれたサザエさん一家ですが,世の中がこれだけ変わっても家族や周囲の人たちとの関係は変えずに,また,作者ご本人がお亡くなりになっても,綿々と引き継がれて活躍しているってすごいことだと思いませんか?




2/11/2011

手塚治虫マガジン 創刊号~最終号

 今日は雑誌です。
 月間「手塚治虫マガジン」創刊号(2003年5月号)から最終号(2005年4月号)までの24冊!。
 手塚先生の漫画は小さい頃からずっと読んでました。この月刊誌が発行されたのは,2003年5月。鉄腕アトムが漫画の中で生まれたのが2003年4月7日という設定だったので,それにちなんで発刊されたのだと思います。
 一冊丸ごと手塚先生の作品だけ,というファンにとっては贅沢な雑誌です。どれも一度は読んだことのあるお話でしたが,「来月号に続く」のワクワク感,待ち遠しさを楽しみに,会社の帰りに毎月買ってしまいました。

 でも,ちょうど丸2年,24冊目で突然の最終号となってしまいました。最終号の最終ページには,編集部からのお知らせとして,「最近の出版不況には勝てず,休刊のやむなきに至った次第」とありました。

 毎月楽しみにしていたのですごくがっかりしたことを覚えています。
 
 雑誌そのものは,段ボール箱にしまってあったので,きれいな状態で保管されていました。久しぶりに手にしてパラパラ読み直しましたが,やっぱり手塚先生の作品はいいですね。