今日は、文庫本3冊。
ここ2、3日太平洋戦争関係の本を紹介しましたが、その流れで東京裁判関係の文庫本2冊と、ちょっと毛色が変わりますが「オペラ座の怪人」です。
●清瀬一郎 秘録 東京裁判(中央公論新社)
●城山三郎 落日燃ゆ(新潮社)
●ガストン・ルルー オペラ座の怪人(角川書店)
「秘録 東京裁判」の著者の清瀬一郎さんは東京裁判での東条英機の主任弁護士を務めた方で、まさに裁判の当事者による記録です。
被告を含めた関係者それぞれの行動や、それらに対する著者の分析が精緻にまとめられています。
一方、城山三郎さんの「落日燃ゆ」も東京裁判を題材としたものですが、もちろん著者が当時直接裁判に関与していたわけではなく、著者の時間をかけた取材、調査に基づくものです。
著者は東京裁判で絞首刑を申し渡されたA級戦犯7人のうち唯一文官であった広田弘毅に焦点を当てました。
記録というよりは、やはり広田の生きざまをテーマに描かれた作品だと思います。
「オペラ座の怪人」は、文庫本で前者2冊と一緒に写真を撮ってしまったので、ちょっと仲間外れ的になってしまいました。
息子がNYでミュージカルを見てきたというので、どんなストーリーなのか興味を持ったので読んでみました。
息子は「よかった、よかった」と言ってましたが、文庫本の文字だけだと、残念ながらその感動が私にはなかなか伝わってきませんでした😞
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