今日は美術館、博物館の本。
●星野知子 パリと七つの美術館(集英社)
これは、ただ一言羨ましい、という感じですね。
パリの美術館を時間をかけてゆっくり巡ってみたいものです。
本の中で、ギュスターヴ・モローの「出現」について語られています。
「出現」は新約聖書のヨハネ斬首にかかわるサロメの舞を題材にした作品です。
「出現」は二枚あり、一枚はモロー美術館の油彩画で未完のもの、もう一枚はルーブル美術館の水彩画でサロンに出品されたもの。
これら二枚の絵がカラーで見開きページに並べて掲載されていて、サロメの表情、ポーズ、宙に浮いたヨハネの表情などの違いについて著者の印象が語られています。
著者のおっしゃる通り、二枚の絵のサロメはまるで別人に見えます。
●東京散策倶楽部 タダで入れる美術館・博物館(新潮社)
パリの美術館を制覇するのはとても無理ですが、いい本を見つけました。
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