11/27/2011

農業・土木関係の図書

 今日は,父の遺品の図書を紹介します。

 以前もこのブログに書きましたが,私の父は農業,土木系の専門でしたので,その方面の図書が結構残っています。

 私は専門外なので,これらの図書がどれだけの価値があるのかわかりません。どうせわからないのだから捨ててしまえ,と割り切ってしまえばよいのですが,それも少し忍びない,ということで,父がお世話になった東京農業大学さんの図書館に,お尋ねすることにしました。

 一度に全部の本のリストを作成するのも難しいので,出来たところから確認していただけることになりました。
今回は,全部で22冊で昭和10年代半ば~昭和40年頃までのものです。このうち10冊について,お受けいただけることになりました。

 残りの12冊についてはまだしばらくは私のところで保管しておきますので,このブログをご覧になった方で,興味のある方がいらっしゃいましたら,ご連絡ください。(コメントを書き込んでくださればこちらからご連絡いたします。)

●お引き受けいただける図書 (10冊)
 農業土木行政:鵜崎多一 (松山房,S16.3.31)
 基礎工:青木楠男 (日本土木工学会,S17.12.30)
 陸水:実業教育振興中央会 (実業教科書株式会社,S18.12.30)
 森林土木2:実業教育振興中央会 (実業教科書株式会社,S19.3.25)
 灌漑排水:実業教育振興中央会 (実業教科書株式会社,S19.6.10)
 土地改良:赤井義郎 (彰考書院,S20.2.20)

 地下水強化と農業水利:可知貫一 (地人書館,S20.8.25)
 新編農業土木学:牧隆泰 (地球出版,S21.4.20)
 小水力利用講義:佐賀県農業労働研究所 (協同出版社,S21.9.20)
 土地改良:松田俊正 (セメント協会,セメント・シリーズNo.8,S28.12.20)

当面自宅で保管する図書 (12冊)
 農士道(東洋農道の教学):菅原兵治 (旺文社,S19.8.10)
 農業物理学(応用生物学の物理学的研究):鈴木清太郎 (養賢堂,S21.10.30)
 一般土壌学:大杉繁 (朝倉書店,農芸化学全書第10冊,S23.2.10)
 測量学:関信雄 (常磐書房,S23.5.15)
 灌漑排水:田中貞次 (アルス,S23.11.10)
 植物学(改訂版):楠正貫 他 (裳華房,S24.3.1)
 昆虫学小辞典:古川晴男 他 (北隆館,新昆虫第三巻第四号別冊付録,S24.4.1)
 新制図解地学:京都大学地学会編 (増進堂,S24.7.5)
 農機具利用の実際:田伏三作 (産業図書,S28.1.10)
 農業・農村・農民:団野信夫 (朝日新聞社,朝日常識講座・Ⅷ ,S28.2.10)
 農業水工学例解:田町正 (土地改良新聞社,S28.12.25)
 土木工学ハンドブック:土木学会編 (博報堂,資料編付属,S39.3.30)

11/05/2011

佐藤雅美,吉村達也,漱石,三島由紀夫,etc

11月になっても暖かくてなかなか秋の気配が見えてこないような感じですね。柿の実はだんだんと赤くなってきているんですけどね。

物置の中にしまっておいた本の片付けも少しずつ進み,スペースが出来てきました。そのスペースに古いアルバムやネガなどをとりあえず並べていって,いずれは,それらの整理も行っていきたいなと思っています。

今日は,全部で24冊。この中で私が読んだのは三島由紀夫の1冊だけ。後は,家族の誰かが買ってきたものだと思います。

今度の月曜日は,障害者の団体の方の回収の日なので,まとめてお渡しします。


●佐藤雅美(6冊)
 八州廻り桑山十兵衛,
 隼小僧異聞 物書同心居眠り紋蔵,
 密約 物書同心居眠り紋蔵,
 揚羽の蝶 半次捕物控(上,下),
 お尋者 物書同心居眠り紋蔵
●吉村達也(5冊)
 地獄谷殺人事件,金田一温泉殺人事件,
 有馬温泉殺人事件,回転寿司殺人事件,
 「倫敦の霧笛」殺人事件



●夏目漱石(2冊)
 倫敦塔・幻影の盾,行人
●武者小路実篤(1冊)
 幸福な家族
●三浦哲郎(9冊)
 素顔,踊り子ノラ,しず女の生涯,愛しい女,
 結婚,まぼろしの橋,春の舞踏(上,下),
 驢馬の鈴
●三島由紀夫(1冊)
 不道徳教育講座

10/30/2011

珍しく2日続けて古本片付け 伊藤整,井上靖,小林秀雄・・・

 昨日に引き続いて今日も古い文庫本の片づけを行いました。

 今日は全部で24冊。実際は重複しているのがあるので23冊分です。



 昨日の漱石,鴎外,太宰と同様,今日も教科書に出てくるような文豪を中心に引っ張り出してきました。
(宇江佐真理,西村京太郎,赤川次郎など以前ここでご紹介した作家でご紹介できなかった物もありますが・・・)

●伊藤整(3冊)
 若い詩人の肖像,鳴海仙吉,青春
●井上靖(2冊)
 あすなろ物語,楼蘭
●井伏鱒二(1冊)
 駅前旅館
●宇江佐真理(1冊)
 余寒の雪
●円地文子(2冊)
 女面,愛情の系譜
●夏目鏡子(1冊)
 漱石の思い出
●三島由紀夫(1冊)
 午後の曳航
●小林秀雄(2冊)
 Xへの手紙・私小説論,常識について
●小林多喜二(1冊)
 蟹工船・党生活者
●松本清張(2冊)
 小説帝銀事件,小説東京帝国大学
●西村京太郎(2冊)
 越後湯沢殺人事件,特急「白鳥」十四時間
●赤川次郎 他(1冊)
 ミステリー大全集
●川端康成(1冊)
 古都
●浅田次郎(2冊)
 シェエラザード(上・下)
●乃南アサ(1冊)
 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

 これらのうち,私が買ったのは1/3くらいなので,残りは父か母が買ったものです。両親は既に他界しているので,どちらが買ったのかはわかりませんが,両親も若い頃こんな本を読んでいたんだなあ,と,自分の知らない部分を垣間見たような気がします。

 今日,物置から出してきた文庫本はやや汚れが目立ちますが,いつものように障害者の団体にお譲りする予定です。

10/29/2011

夏目漱石,太宰治,武者小路実篤,森鴎外!

 10月は仕事が忙しくて,物置の片づけがほとんど出来ませんでした。
 家庭菜園も全く手付かずの状態で,秋撒きの野菜の準備どころか,夏の間に伸びた雑草で地面が全く見えないほど・・・

 でも,今日は文庫本の整理が少し出来ました。全部で24冊。同じタイトルの本も混ざっていますが,いつものように障害者の団体にお譲りする予定です。

 今日ご紹介するのは,高校生の頃に買った本です。このうち,2/3くらいは国語の先生に「この程度の本は読んでおくべきだ」と言われたものです。



 今の文庫本に比べてものすごく安いです。武者小路実篤の「友情」(新潮文庫)たったの80円!
 でも,紙がやや茶色っぽくて活字も小さく線が細くて,50歳を超えた今読み直そうとしたのですが,老眼が邪魔をして諦めました。

 ストーリーもずいぶん忘れてしまっています。確かに高校生の頃手に取った記憶があります。表紙のデザインも懐かしい気持ちがよみがえります。
 でも,ストーリーが出てこない。先生に言われてしぶしぶ読んでいたのが原因なのか,それとも,年をとって記憶力が衰えてきてしまったのか??

 最近は,少し大きな文字の本も出ていると思うので,いくつか読み直してみようかな,なんて思っています。


●夏目漱石
 吾輩は猫である,坊っちゃん,三四郎,
 それから,門,明暗,虞美人草,彼岸過迄
●森鴎外
 青年,阿部一族・舞姫,山椒大夫・高瀬舟
●太宰治
 斜陽,ヴィヨンの妻,グッド・バイ,
 もの思う葦,ろまん燈籠
●武者小路実篤
 友情,愛と死,真理先生,人生論

10/15/2011

TBSブリタニカ 「ワールド・サイエンス」シリーズ

今日は,TBSブリタニカの「ワールド・サイエンス」シリーズです。1976年から77年にかけて全12冊のシリーズもので,知人のお父様から戴いたものです。
(写真では1冊抜けてますね)



それぞれのタイトルは次の通りで,理科系の高校生にとって興味を引くテーマが選ばれていたように思えます。
 惑星と生命
 生命の起源
 宇宙へのとびら
 核時代
 コンピュータ文明
 あすの交通
 生きている地球
 細胞からみた生命
 超ミクロの世界
 脳のしくみと心
 性と受精
 人の進化

当時の最先端の技術がわかりやすくまとめられていて,高校生であった私でもそれなりに興味を持って読めたと思います。

今,改めて読み直すとかなりアナログ的な印象ですが,21世紀の技術の基礎になっているわけであり,先人の業績の偉大さを感じました。

私と同年代の知人が読みたいと言ってましたので,一式譲りました。

ちょっと本棚の空きスペースが広がりました

  \(^-^)/

9/23/2011

「国防農業論」をお引き受けいただけることになりました

 6月25日のブログで,昭和20年1月に千倉書房から発行された我妻東策著「国防農業論」をご紹介しました。

 著者の我妻先生は,インターネットで検索したところ,東京農業大学で教鞭を執られていらっしゃったということで,東京農業大学の図書館に本書をお引き受けいただけるかお尋ねしてみました。

 その結果,快くお引き受けいただけるとのお返事をいただくことができました。

 実は,私の父は東京農大にお世話になったので,もしかすると学生時代に本書で我妻先生の授業を受けていたのかもしれません。
 母校の図書館で大切に扱っていただけることになりましたので,父もきっと喜んでいることと思います。

 東京農業大学さん,どうもありがとうございます。

 さっそく,この連休中にお送りしたいと思います。

9/10/2011

今日の文庫本 北原亞以子・宇江佐真理

今日は,北原亞以子さんの5冊と宇江佐真理さんの5冊です。

これは,私が購入した本ではないので,おそらく亡くなった母が読んでいたものだと思います。



●北原亞以子:5冊
昨日の恋 爽太捕物帖,埋もれ火,まんがら茂平次,降りしきる,花冷え

●宇江佐真理:5冊
髪結い伊三次捕物余話 紫紺のつばめ,髪結い伊三次捕物余話 さらば深川,堪忍旦那 為後勘八郎 銀の雨,深川恋物語,おろく医者覚え帖 室の梅

母は,特定のジャンルの本を好むというよりも,女性作家の作品を読むのが好きだったようです。

いつものように,障害者の団体にお譲りします。

ところで・・・
2,3日前から桜の木の下に小さな虫のフンが落ちていたので,先ほど脚立に乗って調べてみると・・・
葉っぱという葉っぱに恐ろしいほどギッシリと毛虫がくっついていました。全身鳥肌です。
枝を切り落とせる範囲で切り落として殺虫剤をかけてから,一匹一匹箸でつまんでビニール袋に入れました。
写真を撮りましたが,あまりに気持ちが悪いので,とてもここにアップできません。
まだまだいると思うんですが,何となく背中が痒いようで,もうやめました。
また,明日様子を見て次の作戦を立てないとダメかもしれません。

8/21/2011

小学館文庫 ゴルゴ13 第1巻~37巻

またまたゴルゴ13です。37冊もありました。
ゴルゴ13は,これで全部だと思います。


これらを購入した10代後半~20代初めの頃は全く気にならなかったのですが,50歳を超えた今,文庫本サイズのコミックスはかなりきついです。

眼鏡を外して顔を近づけてみたり,離してみたりと,1冊読むのに相当疲れました。普通の小説ならまだ大丈夫ですが,細かな描写を見るのは残念ながらもう無理みたいですね。

37冊全部読み返そうかなと思いましたが,諦めました。

いつものように,障害者の団体にお譲りします。

8/16/2011

西岸良平「三丁目の夕日」

今日は,西岸良平さんの「三丁目の夕日」です。

ちょうど世代がぴったりなので大好きです。
(DVDも買っちゃいました)

全部で9冊ありました。



写真左から,
 ・三丁目の夕日/ゆく年くる年
 ・三丁目の夕日/走馬燈
 ・三丁目の夕日/三丁目のメルヘン
 ・三丁目の夕日/お正月
 ・三丁目の夕日/サクラ
 ・三丁目の夕日/シャボン玉
 ・三丁目の夕日/七夕
 ・三丁目の夕日/三丁目動物記
 ・三丁目の夕日/高度成長時代

このうち,「ゆく年くる年」,「お正月」,「高度成長時代」には,付録が付いています。

「ゆく年くる年」:豪華三大付録
①「三丁目の夕日」特製いろはカルタ(ことわざ解説付き)
②ボンネットバス紙模型
③完全復刻「小学二年生」昭和三十一年正月号付録「のりものすごろく」(絵/小山泰治)



「お正月」:豪華三大付録
①昭和30年代の歌謡曲/懐かしの唱歌・童謡集
②お年玉袋セット
③特製年賀はがき



「高度成長時代」:映画公開記念三大おまけ
①特製メンコ
②特製絵はがき
③昭和三十年代の名車[スバル360]紙模型



なかなか,私の心にグッと来るものばかりです。
紙模型も作って見たい気持ちもありますが,何かもったいなくてハサミを入れることができません。

いつもは,コミックは障害者の団体にお譲りしているのですが,「三丁目の夕日」はもうしばらく手元に残しておこうと思います。

8/15/2011

古本の整理・・・井上ひさし・真保裕一 & ゴルゴ13

 お盆休みを利用して物置の片付けです。今日も古本の整理をしました。

 井上ひさしさんと真保裕一さんの文庫本14冊とまたまた出てきたさいとうたかをゴルゴ13が5冊。

 いつものように,文庫本とコミックは障害者の団体にお譲りするつもりです。





●井上ひさし:9冊
いとしのブリジット・ボルドー,他人の血,月なきみそらの天坊一座,ドン松五郎の生活,下駄の上の卵,四捨五入殺人事件,ブンとフン,偽原始人,青葉繁れる

●真保裕一:5冊
震源,盗聴,朽ちた樹々の枝の下で,密告,ホワイトアウト

 井上ひさしさんの「偽原始人」は,私が中学生か高校生の頃,朝日新聞夕刊に掲載されていたものです。
 母に「面白そうだから読んで見たら」と薦められ,読み始めました。

 これまで,新聞といえば,マンガ(当時は「サザエさん」と「フジ三太郎」)とTV面とスポーツ面しか目を通していませんでしたので,連載小説を読むというのは初めての体験でしたね。
 最終回まで読み通した時,継続できたことの満足感を味わったことを覚えています。これまで,夏休みの朝顔の観察も途中で挫折してましたので。

 本を読むようになったのも,この後からですね。長編は厳しいので,もっぱら短編集を読みました。星新一さんのショートショートはこの頃新作(とは言っても文庫本ですが)が出るのを待って読んだ記憶があります。

 ゴルゴ13は,過去に何度かこのブログで紹介してますが,まだまだありました。今日は写真の5冊ですが,この他にも文庫本シリーズのゴルゴ13が30冊以上ありました。これはまた次の機会に整理しようと思います。

7/09/2011

今日はコミックス 【弘兼憲史,細野不二彦,さいとうたかを】

コミックス,まだまだありました。

弘兼憲史:以前,「黄昏流星群」を一度ご紹介しましたが,まだ5冊ありました。同じのを2冊買っていたのもありました。
そのほか,「加治隆介の議」2冊,「ラストニュース」10冊。


細野不二彦:「ギャラリーフェイク」も以前ご紹介しましたが,まだ12冊も物置に眠っていました。やはり,同じのを2冊買っていたのがありました。コンビニでビニールで封がされていると,以前読んだものなのかどうかよくわかりませんよね。



いつものように,近いうちに,障害者の団体にお譲りする予定です。

6/25/2011

文庫本整理 (佐野洋,遠藤周作,筒井康隆)

今日は文庫本の片づけも行いました。

前にも書きましたが,文庫本,マンガは障害者の方々の活動(バザーやリサイクルなど)に役立てていただいています。今日ご紹介するこれらの文庫本も,近いうちにお譲りする予定です。

今日は,まず,これから。佐野洋遠藤周作の文庫です。



もっとたくさん読んだ気がしますが,たったこれしか読んでいなかったみたいですね。

発行日を見ると1980年代前半のものが多いので,学生の頃か社会人なりたての頃に読んだのだと思います。

佐野洋:内気な拾得者,隠された牙,謎が逃げる,地下球場,親しめぬ肌,婦人科選手 (全6冊)

遠藤周作:楽天大将,結婚,協奏曲,わたしが・棄てた・女,悲しみの歌,真昼の悪魔,海と毒薬,父親(上・下),愛情セミナー (全10冊)

それともう一人,筒井康隆の文庫本が17冊。
筒井康隆を読み始めたのは,高校生の頃だったと思います。



筒井康隆:メタモルフォセス群島,くたばれPTA,にぎやかな未来,日本列島七曲り,時をかける少女,ミラーマンの時間,農協月へ行く,霊長類南へ,ベトナム観光会社,言語姦覚,家族八景,俗物図鑑,狂気の沙汰も金次第,将軍が目醒めた時,男たちのかいた絵,笑うな,富豪刑事 (全17冊)


「国防農業論」と「大東亜の建設」

久しぶりに物置の古本整理をしました。
ご紹介するのは,昭和20年1月に千倉書房から発行された我妻東策著「国防農業論」です。


そしてもう一冊,昭和19年11月に毎日新聞社から発行された大東亜戦争調査会編「大東亜の建設」です。


いずれの本も中身にじっくりと目を通していませんので,詳しい内容はわかりませんが,「国防農業論」は今の震災後の日本の農業をあり方を見直すのに多少役に立つかもしれないので,後で流し読みしてみようと思います。
また,国防農業論を書かれた我妻東策先生は東京農大の教授をされていたようなので,東京農大に図書をお受けいただけるかどうかお聞きしようかなと考えています。

これら2冊の図書に興味のある方がいらっしゃいましたら,ご連絡ください。

5/29/2011

切手の本 2冊

 切手の本2冊のご紹介です。

1冊目は,「新版 切手と印刷」((財)印刷局朝陽会,1977年,大蔵省印刷局監修)




カバー付の豪華な本です。印刷局の職員の皆様が分担して執筆されたもので,切手の図案を決めるところから,用紙の製造,のり引き,印刷,目打ち,帯掛け,検査など,ほとんどの工程がとても詳しく解説されています。

そして,この本の特筆すべきは,なんと口絵のところに大蔵省印刷局の切手試作品が14枚も付いているのです。本書の中で解説している様々な方法で印刷したものを実際のサンプルとして見ることができるようになっています。




もう1冊は,「世界の切手印刷」((財)印刷局朝陽会,1979年,植村峻)



これもカバー付の豪華本です。世界各国の切手印刷技術をよく調査したなあ,と感心します。1970年代後半のこの頃から,すでに日本の印刷技術は世界最高レベルに到達していたことがよくわかります。

1冊目の「新版 切手と印刷」と同様,大蔵省印刷局の試作品が4枚付いていますが,前者がすでにページに貼り付けられているのに対し,こちらは試作品が別に添えられていて,自分で貼り付けるようなスタイルになっています。


 この2冊とも,既に他界しましたが,当時大蔵省印刷局に勤めていた私の伯父からいただいたものです。
 郵便事業も民営化され,また,切手の印刷技術もさらに進歩していることでしょう。

古本の紹介をはじめたきっかけ

 昨年の年末に,両親が生前に読んだり使ったりしていた書籍を整理していて,その中に高橋安人さんという先生が執筆された「力学演習」(誠文堂新光社 昭和26年発行)という本ががありました。
 昭和26年ころは父もまだ学生でしたので,学校の授業で使用したものだと思います。(直接,その先生から授業を受けたのかどうかはわかりません。)
 中を開いてみると,当時の国鉄の時刻表から列車の速度を求めたり,電灯の周りを飛んでいる黄金虫の法線加速度を求めたりするなど,ユニークな問題がありました。

 どのような先生が執筆されていたのだろうと,インターネットでその先生のお名前を検索したところ,もうすでにお亡くなりになられていましたが,先生が所有されていた図書,研究資料,講義資料などを管理されている方がいらっしゃることがわかりました。

 さっそく,メールでその方に連絡をとったところ,たまたま「力学演習」は保管されていないとのことで,快く引き取っていただきました。

 なかなか古い書物を持っていても,自分の興味のある分野のものでないことや,それ以前に,きれいな状態で維持していくことは無理,ということで,処分するしかないかな,と思っていたので,とてもうれしく思いました。

 やはり,本を捨てるということにはとてもためらいがあります。私にとっては,ただの古本でしかないものが,ある人からは,宝物のように思われ,大切に扱っていただけるのなら,それに越したことはないと思います。

 文庫本やコミックなどは身障者の団体にお譲りしています。バザーなどの売り上げにいくらかでも貢献できれば,と思っています。

 でも,「力学演習」のような専門書は,バザーではとても売れるとは思いません。

 だから,インターネットで本をご紹介すれば,興味のある方がきっと見つけてくれるはず,と思い,今年の1月1日,初めてブログに挑戦し,「ほっぺさんの書斎」を立ち上げた次第です。

 なので,もし,私のブログを見て「この本は捨てないで!」という本がありましたら,ご遠慮なくご連絡ください。お話を伺った上で,無料でお譲りします。(送料のご負担はお願いするかもしれません。)

平凡社 「家庭の百科」

今日は天気も悪いので,野菜作りはひと休み。久しぶりに,古本の整理をしてます。

 ご紹介するのは,1958(昭和33)年発行の,平凡社「家庭の百科」(定価380円)です。




 1958年というと,私の両親が結婚したころですから,新生活に備え購入したのかもしれません。

 パラパラとページをめくってみると,当時の日本の家庭生活が本当によくわかります。

 例えば「洗濯」。
 「最小限度の洗濯用具」として「木製たらい,洗濯板(片面平),瀬戸引洗面器,洗濯ばけ(動物性,植物性各1)・・・」,また,「基本の洗濯法」として「踏み洗い,もみ洗い,つかみ洗い,ふり洗い,たたき洗い,板もみ洗い・・・の11種の洗い方があるが・・・」といった具合で,まだ電気洗濯機が十分普及していない時代だったのですね。
 電気洗濯機についても説明がありますが,洗濯機の仕組み(「攪拌式,噴流式,回転式,振動式の4種がある」と書かれています)やそれぞれの特徴の比較,感電などの注意事項など,初めて購入する人を対象とした説明になっています。

 「台所用品」の章では,
・トースター:電熱によって食パンを焼く器具で,雲母板にニクロム線を巻いて・・・。
・電気釜:電気を利用して炊飯する器具で・・・特長は火の調節をする必要がなく,炊き上がれば自動的にスイッチが切れること・・・。
・魔法びん:高温または低温の液体を保存する容器で,熱いもので24時間,冷たいもので48時間くらいもつ。
・氷冷蔵庫:氷がとけて水になる時,周囲のものから熱(液化熱)をとる。この性質を応用した冷蔵器が氷冷蔵庫で・・・。

 この頃は,今思えば「こんなもの?」というようなものが,本当にありがたいものだったのですね。

 冷暖房も扇風機とストーブの効率的な使い方を中心に説明がされています。省エネの基本が解説されていますね。

 そのほか,
・ラジオ(鉱石ラジオ,5球スーパー・ラジオなど)
・テレビ(ブラウン管,アンテナ,受像機など)
・電気蓄音機(SP盤,LP盤,EP盤)
・電話(切替電話,メモ電話,着信専用電話など)
などの説明を読むと,これまでの進歩の速さを改めて感じます。
 電話はちょうどハンドルを回して交換局を呼び出す磁石式から受話器を持ち上げるだけで交換局につながる共電式に代わっていった終わりの頃のようです。
 また,「電話線や局内の設備や架設の割当が少ないため,なかなか電話を新設することができない。そこで電電公社では架設の順序をきめている。」と書いてあります。私が幼い頃,両親は,電話を近所の家に借りにいったものです。ようやく家に電話が引かれた日,母がかなり長時間,知り合いに電話をかけていたことを思い出します。

 子どもの頃,父のボーナスがでると,こういう新しい便利なものが少しずつ増えていき,初めてスイッチを入れて動いたとき,音が出てきたときの家族みんなのうれしそうな笑顔を急に思い出してしまいました。

5/26/2011

地券之証を和光市に寄贈いたしました

 以前ご紹介しましたが,物置から見つかった地券之証32枚。住所を調べて見ると現在の和光市付近ということがわかり,2月10日,和光市教育委員会生涯学習課にお譲りいたしました。

 その後,市長さんお名前の文書でお礼状をいただきました。



 ご丁寧にありがとうございました。自分で持っていてもきれいに保存することは難しいので,お受け取りいただきほっとしています。

5/05/2011

今日もマンガ本です。

 コンビニでちょくちょく買っていた,My First BIG SPECIALシリーズで,弘兼憲史「黄昏流星群」12冊,細野不二彦「ギャラリーフェイク」18冊。2001年頃から2008年頃までのものです。

 折り目をつけずに読んでいるので,きれいなものです。(今回は写真を撮るのをすっかり忘れていました。)

 昨日,身障者の団体の方が回収に来てくださいましたので,お渡ししております。

4/24/2011

文庫本,コミック整理

今日も物置の中の古本の片づけを行いました。

先日のゴルゴ13に引き続き,きょうはいしいひさいちの漫画と住井すゑの小説を出してきました。


いしいひさいち:ドーナツブックス(1~15巻,21巻),女には向かない職業,スクラップスチック,鏡の国の戦争 全19冊


住井すゑ:橋のない川(一~六),向かい風 全7冊


さらに,海外の小説もいくつか出てきましたので,これらも含めて身障者の方々にお渡しする予定です。

リオノーラの肖像,殺意の日曜日,ウイルス汚染機着陸不能!,逃走,ウォール・ストリート・ブルース,死体のいる迷路,フランス・デパート殺人事件,Xの悲劇,Yの悲劇,Zの悲劇,嵐が丘,ブラウン神父の純智,赤と黒 (以上タイトルのみ) 全14冊



だんだん物置の中がすっきりしてきたような気がします。

4/17/2011

古本整理久しぶり 【ゴルゴ13】

最近,家庭菜園に精を出していて,なかなか古本整理をサボっていましたが,久しぶりに物置でガサゴソやってきました。

今日は「別冊ビッグコミック ゴルゴ13シリーズ」(小学館)。さいとうたかを先生の作品です。

10年ほど前から,本屋で見つけると買っていたもので,No.124(1999/7/13)~No.152(2006/7/13)までの28冊(No.134は無し)。

漫画本(雑誌)ですが,28冊も纏まれば,大人買いしてくれる方もいるかも!ということで,今回も,障害者の方々の活動(バザーやリサイクルなど)に役立てていただこうと思います。


3/13/2011

一瞬で日本が変わってしまった

3月11日,まさかこんなことが起こるなんて。
未だに夢であってほしいと思う。
被災された皆さん,途方にくれていらっしゃると思う。
まだ,身内の方やお知り合いの方の安否が確認できていない方もたくさんいらっしゃると思う。
テレビでは,全く信じられないことが報道されている。
いったいどうなってしまうのか?

2/11/2011

手塚治虫マガジン 創刊号~最終号

 今日は雑誌です。
 月間「手塚治虫マガジン」創刊号(2003年5月号)から最終号(2005年4月号)までの24冊!。
 手塚先生の漫画は小さい頃からずっと読んでました。この月刊誌が発行されたのは,2003年5月。鉄腕アトムが漫画の中で生まれたのが2003年4月7日という設定だったので,それにちなんで発刊されたのだと思います。
 一冊丸ごと手塚先生の作品だけ,というファンにとっては贅沢な雑誌です。どれも一度は読んだことのあるお話でしたが,「来月号に続く」のワクワク感,待ち遠しさを楽しみに,会社の帰りに毎月買ってしまいました。

 でも,ちょうど丸2年,24冊目で突然の最終号となってしまいました。最終号の最終ページには,編集部からのお知らせとして,「最近の出版不況には勝てず,休刊のやむなきに至った次第」とありました。

 毎月楽しみにしていたのですごくがっかりしたことを覚えています。
 
 雑誌そのものは,段ボール箱にしまってあったので,きれいな状態で保管されていました。久しぶりに手にしてパラパラ読み直しましたが,やっぱり手塚先生の作品はいいですね。


曾野綾子さんの文庫本

2/10曾野綾子さんの文庫本40冊お譲りしました。

2/10/2011

地券之証/和光市に寄贈しました

1月23日,メールで,和光市教育委員会生涯学習課の文化財保護のご担当の方に,地券之証32枚が見つかったことと,もし,きちんと保存すべき価値のあるものであれば,寄贈させていただきたい旨,お伝えしたところ,28日,快くお受けいただけるとのご連絡をいただきました。

 そこで,本日(2月10日)午後,会社の休暇をとることができたので,生涯学習課さんに地券之証をお渡ししてきました。

 ご担当の方からお話を伺ったところ,地券之証に記載されている持ち主の姓は,和光市では比較的多いとのことでした。
 また,和光市には古文書研究会という会が活動されているということでしたので,そのようなところで,いろいろと解明していただけるとうれしいですね。

 いずれにしても,これから先は,私が持っているよりもよい環境で保管していただけるので,一安心です。

1/23/2011

曾野綾子さんの文庫本

 週末,物置にしまってあった文庫本を出してきました。

 文庫本は,障害者の方々の活動(バザーやリサイクルなど)に役立てていただこうと考えているので,できるだけ同じ作者の本をまとめてお渡しするようにしています。けっこう汚れているので,バラバラに店頭に並べるよりも何冊かセットになっている方が,少しでもお客様の眼に止まるのではないかと思うからです。

 でも,これらの本は,特に作者別に整理して段ボール箱や紙袋に入れてしまっておいたのではなく,部屋に読み終わった本が溢れてくると適当に箱や袋に詰め込んでいただけなので,作者別にまとめようとしても,いくつもの箱や袋を開封しなければならず,結構大変でした。

 ということで,多少力仕事になりましたが,今回は曾野綾子さんの文庫本を取り出しました。
全部で40冊(そのうち2冊は同じもの)です。
 もちろん私一人が全て読んだ訳ではありません。すでに亡くなっている両親を含め,家族の誰かしらが読んだものだと思います。

 早速,これらの本を回収にきていただくよう,月曜日にでも連絡したいと思います。



今回出てきた曾野綾子さんの文庫本リスト(今回出てきたもの)
【講談社文庫】
幸福という名の不幸(上)(下)
無名碑(上)(下)
いま日は海に
無名詩人
夜の明ける前に
【集英社文庫】
リオ・グランデ
海抜0メートル
【中公文庫】
女神出奔
円型水槽(上)(下)
諦めない女
希望
【新潮文庫】
木枯らしの庭
夫婦の情景
詩心
花束と抱擁
わが恋の墓標
たまゆら
華やかな手
二十一歳の父
星と魚の恋物語
太郎物語 -高校編,大学編-
【文春文庫】
午後の微笑
虚構の家
人間の罠(上)(中)(下)
春の飛行
遠ざかる足音
青春の構図
不在の部屋(上)(下)
【角川文庫】
火山列島
ぜったい多数
黎明
遠来の客たち

1/15/2011

地券之証/にいざ? にいくら?

もう一つわかったこと。

Wikipediaで新座郡を調べたら,「にいざぐん」と読むのではなく「にいくらぐん」と読むのだそうです。

 新座 = にいくら = 新倉

ということで,ちょっと混乱してしまいそうです。
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地券之証/武蔵国新座郡上新倉村

 32枚の地券之証は,すべて,

  武蔵国新座郡上新倉村字~

となっています。現在の埼玉県新座市に上新倉とか新倉という地名があるかと思い,インターネットの地図で調べてみると,なんと新座市ではなくお隣の埼玉県和光市に新倉という地名がありました。

 昔は,和光市のエリアは新座郡の一部だったのですね。でもネットの地図では「字~」まではわからないだろうな,と思いつつ地図の上をさまよっていると,なんと「長照寺」というお寺がありました。32枚の地券之証のうち14枚が長照寺となっているのですから驚きです。

 地券之証の32番目のものには,「小学校」と書かれています。これも何とかどこの小学校なのか特定できるといいのですが・・・。明治8年に開校していた学校ですから,和光市役所で調べればわかるかもしれません。

 平日,会社の休みがとれるようだったら,長照寺や和光市役所に行ってみようか,と思います。

地券之証のリスト(その3)

32枚の地券之証のリスト第三弾です。

【明治06年09月発行】
21.第1770号
 武蔵国新座郡上新倉村字四ツ木1796番
 畑三畝八歩
 長照寺
 6円60銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
22.第1784号
 武蔵国新座郡上新倉村字下井戸1811番
 畑三畝十歩
 長照寺
 8円80銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
23.第1784号
 武蔵国新座郡上新倉村字下井戸1811番
 畑三畝十歩
 長照寺
 8円80銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
24.第2901号
 武蔵国新座郡上新倉村字大野前高外34番
 反別一反三畝歩
 同村公有地御廻米荷置場
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
25.第2908号
 武蔵国新座郡上新倉村字大野高外41番
 反別四反七畝歩
 同村公有地秣場
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
26.第2929号
 武蔵国新座郡上新倉村字大野前高外62番
 反別四畝二十四歩
 同村公有地草野畑
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
27.第3297号
 武蔵国新座郡上新倉村字向田外高外551番
 反別一反八畝歩
 同村公有地秣場
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
28.第3299号
 武蔵国新座郡上新倉村字向田外高外553番
 反別一畝十五歩
 公有地秣場
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
29.第3300号
 武蔵国新座郡上新倉村字向田外高外554番
 反別一畝十五歩
 公有地秣場
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
30.第3345号
 武蔵国新座郡上新倉村字向田外高外599番
 反別一畝歩
 同村公有地秣場
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
31.第3470号
 武蔵国新座郡上新倉村字向田外高外724番
 反別一反一畝
 公有地秣場
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政

【明治08年12月発行】
32.第3710号
 武蔵国新座郡上新倉村字坂下高外972番
 屋敷六畝歩
 同村弟拾四番中学区内貮百四番小学校敷共有地
 5円40銭
 熊谷縣権令楫取素彦
 中属池原敏政

地券之証のリスト(その2)

32枚の地券之証のリストの第二弾です。
記載事項は,証書番号,所在地,不動産の種類及び面積,持ち主,地代,発行者,受付者です。

【明治06年09月発行】
⑪第633号
 武蔵国新座郡上新倉村字大嶋658番
 畑一反七畝二十九歩
 長照寺
 19円80銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑫第703号
 武蔵国新座郡上新倉村字下谷中728番
 田八畝二十三歩
 長照寺
 12円
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑬第729号
 武蔵国新座郡上新倉村字下谷中754番
 田七畝二十九歩
 長照寺
 11円25銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑭第850号
 武蔵国新座郡上新倉村字八反目875番
 田四畝二十五歩
 長照寺
 6円
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑮第985号
 武蔵国新座郡上新倉村字柳坪1010番
 田一畝十八歩
 星野彌吉
 1円25銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑯第1574号
 武蔵国新座郡上新倉村字田端1600番
 畑十五歩
 惣百姓持
 75銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑰第1702号
 武蔵国新座郡上新倉村字阪下1728番
 屋敷八畝二十六歩
 長照寺
 11円70銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑱第1703号
 武蔵国新座郡上新倉村字阪下1729番
 畑一反一畝歩
 長照寺
 16円50銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑲第1706号
 武蔵国新座郡上新倉村字阪下1732番
 畑一反四歩
 長照寺
 12円60銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑳第1709号
 武蔵国新座郡上新倉村字阪下1735番
 畑一反十三歩
 長照寺
 10円40銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政

地券之証のリスト(その1)

32枚の地券之証のリストです。結構いっぱいあるので,まずは第一弾です。
記載事項は,証書番号,所在地,不動産の種類及び面積,持ち主,地代,発行者,受付者の順となっています。

【明治06年09月発行】
①第144号
 武蔵国新座郡上新倉村字雑丹袋144番
 畑五畝二十九歩
 長照寺
 4円50銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
②第373号
 武蔵国新座郡上新倉村字境田398番
 田一反六畝十六歩
 山田利兵衛
 24円20銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
③第374号
 武蔵国新座郡上新倉村字境田399番
 田八畝十五歩
 井口六左衛門
 5円25銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
④第375号
 武蔵国新座郡上新倉村字境田400番
 田六畝十二歩
 天野彌左衛門
 8円80銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑤第376号
 武蔵国新座郡上新倉村字境田401番
 田一八歩
 足立郡大野新田石井長左衛門
 1円10銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑥第377号
 武蔵国新座郡上新倉村字境田402番
 田一反六畝十四歩
 鈴木彦右衛門
 22円
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑦第378号
 武蔵国新座郡上新倉村字境田403番
 田八畝十二歩
 鈴木彦右衛門
 11円
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑧第399号
 武蔵国新座郡上新倉村字境田424番
 新田二畝十五歩
 本田喜太郎
 3円75銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑨第525号
 武蔵国新座郡上新倉村字六反田550番
 田一畝十五歩
 長照寺
 1円2銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政
⑩第526号
 武蔵国新座郡上新倉村字六反田551番
 田九畝歩
 長照寺
 6円67銭
 熊谷縣令河瀬秀治
 中属池原敏政 -----

1/14/2011

地券之証

地券之証というのが32枚も出てきました,明治6年から8年のものです。サイズは縦33cm×横47.5cm程度で,画用紙よりも厚手の用紙が使われています。





地券について,Wikipediaで調べてみると,次のような説明がなされていました。今回見つかった32枚の地券は,明治6年~8年の時期のものですので,「改正地券」というのに該当するのでしょうね。
地券(ちけん)とは、明治初期に土地の所有権を示すために明治政府が発行した証券のこと。
明治4年12月27日(1872年2月5日)に東京府下の市街地に対して地券を発行し、発行にあたって従来無税であった都市の市街地に対しても地価100分の1の新税(沽券税)が課せられることになり、徐々に東京以外の都市部でも発行された。続いて明治5年2月15日(1872年3月23日)の田畑永代売買禁止令の廃止に伴い、これまで貢租の対象とされていきた郡村の土地を売買譲渡する際にも地券が交付されることとなった。こちらは従来の貢租を引き続き納めることとされた。同年7月4日(同年8月5日)には上記の規定に該当しない全ての所有地に対して交付されることになった。これを壬申地券(じんしんちけん)という。
続いて明治6年(1873年)7月28日に地租改正条例が発布されるとともに、地券制度にも改正が加えられ、壬申地券に代わって一筆の地に一枚ずつ交付される全国共通の地券に変更され、地租改正条例で定められた地価100分の3(1877年以後100分の2.5)の新税(地租)が課せられた(地租改正)。これ以後の地券を改正地券(かいせいちけん)という。
地券は、公証制度の整備や登記法の実施(1886年8月13日公布、翌年2月1日施行)によって法的な意味合いを失ったために明治22年(1889年)3月22日の土地台帳規則制定制定とともに廃止された。
 32枚のリストについては随時ご紹介します。

パンフレット届いたそうです!

1月13日,津軽さんの後援会事務所より,お礼のメールをいただきました!!
物置で眠っていたパンフレットでしたが,喜んでいただきうれしいです。
これからも,音楽活動がんばってください!

1/09/2011

1/05/2011

歌手津軽ひろ子さんのパンフレット

 1979年クラウンから販売された津軽ひろ子さんの「津軽雪国」という曲の歌詞と楽譜が掲載されたパンフレットが出てきました。
おそらくキャンペーン用に作られたものだと思います。

 父が演歌ファンだったので,どこかのキャンペーン会場でいただいてきたものかもしれません。

 失礼ながら,私は津軽さんを存じ上げなかったので,インターネットで検索してみると,後援会がしっかり活動されていらっしゃることがわかりました。
 ご連絡を取らせていただいたところ,津軽さんご本人もこのパンフレットをお持ちでないとのことでしたので,後援会事務所にお送りすることにしました。

1/01/2011

古本を処分しようと思っています・・・

我が家の物置に眠る古本を処分しようと考えています。

文庫本やコミックなど一般の方々にご興味がありそうなものは,障害者の方々で活動されている団体にお譲りしています(バザーやフリーマーケットなどを通じて活動の一助になればと思っています。)

しかし,戦前・戦後のかなり薄汚れた本については,私にはそれがどのような価値のあるものなのかよくわかりません。
処分する前に,ここで紹介させていただきますので,もし興味を持たれた方がいらっしゃいましたら,ご連絡ください。

処分するつもりのものですので,送料のみご負担くだされば,無料でお譲りします。

それでは,これから休日に物置の片づけをやりながら,少しずつここで,ご紹介させていただきます。