11/09/2017

ブリューゲルへの旅

ブリューゲルの作品は「ウォーリーをさがせ!」に通じるところがありますね。
見ているだけでも楽しくなりますが、やはり解説本を読んで、細かく描写された当時の人々一人ひとりの仕草とその意味などがわかると、いっそう楽しくなります。

ブリューゲルの作品を解説したもので、「ブリューゲル・さかさまの世界」(カシュ・ヤーノシュ編 早稲田みか訳 大月書店)があります。
この本を読んでブリューゲルにはまっていた頃、書店で「ブリューゲルへの旅」を見つけました。

●中野孝次 ブリューゲルへの旅 (文藝春秋)

最初は、先の本と同様のブリューゲル作品の解説本だと思ったのですが、そうではなく、ブリューゲルの作品を実際に見て、感じた印象、それから想起される思い出などをエッセイ風にまとめた、どちらかというと文学作品ですね。





1960年代中頃、著者が41歳の時に初めての海外生活となるウィーンの美術館でブリューゲルの作品に出会い、それ以来「ブリューゲルへの熱中はつづいていて…たぶん全部見て回ったと思います。」とあります。

今年の4月から7月まで、東京都美術館で「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展」が開催されました。
ブリューゲルの作品を直接目にできる貴重な機会でしたが、仕事が忙しすぎてチャンスを逃してしまいました😢

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