通信面が全体の二分の一で、右から「郵便はかき」(「か」が濁点なし)の絵葉書なので大正7年~昭和8年頃に印刷されたものと思われます。
(※「古い絵ハガキの年代推定法」参照)
さらに、そのうちの1枚に大正8年に完成した台湾総督府庁舎の写真がありますので、それ以降の絵葉書だと思います。
●臺灣總督府廰舎(臺北)General Office Formosa |
●臺南市臺南公園 Taiwan Park Formosa
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その他、アミス族、タイヤル族の女性を写した絵葉書が3枚ありました。
そのうちの1枚は書き損じで、宛先の住所・名前と差出人の名前が書かれているのですが、いずれも私のご先祖様ではありません。
しかし、驚いたのは宛先の住所が、私が30代後半に転勤で家族と暮らしていた茨城県内の社宅すぐ近くの神社だったのです。
不思議ですね。
我が家の物置に眠っていた書き損じの絵葉書に書かれていた住所のすぐ近くに、その後60~70年を経て私と家族が住み、その神社に参拝していたのですから。
機会があれば絵はがきを持って尋ねてみたいと思います。
ところで、最近知ったのですが、こういう昔のモノクロの写真をAI技術で自動色付けをしてくれるサイトがあります。(ディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け)
上の写真を実際に試してみたら、なんとも素敵な写真になりました。
庁舎は最近改築された東京駅のようだと思いましたが、設計者の長野宇平治は、東京駅の設計者の辰野金吾の弟子で、しかも、この庁舎設計では辰野のアドバイスも受けたと書かれています。(Wikipedia:台湾総督府)
なるほど、ということですね。
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