まずは、群馬県前橋の臨江閣新館です。
ネットで検索するとありました。
前橋市のHPの歴史・文化財関連施設のページに「臨江閣」について詳しく解説されています。
臨江閣とは
臨江閣は近代和風の木造建築で、全体は本館・別館・茶室から成り、本館と茶室は県指定、別館は市指定の重要文化財となっています。
本館は明治17年9月、当時の群馬県令・楫取素彦(かとり もとひこ)や市内の有志らの協力と募金により迎賓館として建てられました。また茶室はわびに徹した草庵茶室で、京都の宮大工今井源兵衛によって明治17年11月に完成しました。
別館は明治43年一府十四県連合共進会の貴賓館として建てられた書院風建築です。
絵葉書には(前橋名勝)臨江閣新館 と書かれていますが、おそらく上の解説文の「別館」のことでしょう。本館→別館の順で作られたのでしょうから。
葉書の通信面は、濁点なし・右から「郵便はかき」で、仕切り線が三分の一の位置にありますので、明治43年~大正7年ころに発行されたものと思われます(※「古い絵ハガキの年代推定法」参照)。
別館の竣工が明治43年ですので、ちょうど完成したばかりの写真かもしれませんね。
ちなみに発行は「春木堂」とあります。
検索すると、明治35年開業の老舗のようです。
古絵葉書をいろいろと調べていると、それを発行した会社が今もしっかりと活動されているケースが多いことがわかります。
100年以上も地域で企業活動を継続、拡大されているのは本当に素晴らしいことだと思います。
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