筑西市のHPなどをいろいろと検索しても、「遡上する鮭の姿が見られる」というのはいくつか見つかりますが、なかなか蛍の名所というキーワードは引っ掛かりませんでした。
(下館名所其六)勤行河畔蛍の名所 |
地元にお住まいの方ならわかるかもしれませんね。橋の上から撮影されたのでしょう。
写真には「発売元古島初太郎」と書かれています。
この絵葉書は大正7年~昭和8年頃の発行と思われます。
モノクロで不鮮明なところがありますが、右上にやや不自然な三日月らしきものが見えます。おそらくこれは後から描き込まれたのでしょう。
また、写真下部に川面に白い点のようなものが見えますが、これは蛍なんでしょうか?
虫眼鏡でよく見ると小さい白い点も結構たくさん見えます。
写真が不鮮明なのが原因なのか、描き込まれたのか、それとも本物の蛍の光なのかよくわかりません。(後から描き込まれたと思われる絵葉書は「大磯」でもありました。)
下館の絵葉書をもう一枚。これは名所というわけではありませんが、おそらく上の勤行川の絵葉書と同じころのものと思われます。(「岡本写真館撮影」と書いてあります。)
(真壁郡物産共進会)下館町旅館新小島楼 電話百三十三番
玄関上の「新小島楼」と書かれた看板も立派なものです。
玄関前には植木鉢の菊が置かれていて、お客様のお帰りを迎えているようです。
2階で新聞を読んでいるのは宿泊のお客様でしょうか?
多少形は変わっているかもしれませんが、今も営業が続いているのでしょうか?
これだけ立派な旅館ですから、地元ではご存知の方がいらっしゃるのではないかと思います。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、情報をいただけると嬉しいです。
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