12/12/2017

古絵葉書 関東地方の名所(その2:埼玉 吉見百穴)

私の住む埼玉県の名所の一つ、吉見の百穴遺跡の絵葉書です。
武蔵国比企郡吉見村百穴ノ図

吉見百穴をご存知でしょうか?
埼玉県比企郡吉見町にある国指定史跡です。
私は小学生の時に社会科見学で見に行きました。

以下、吉見町役場のHPからの引用です。(吉見町 吉見百穴
 吉見百穴は古墳時代の末期(6世紀末~7世紀末)に造られた横穴墓で、大正12年に国の史跡に指定された。横穴墓は丘陵や台地の斜面を掘削して墓としたものであるが、死者が埋葬された主体部の構造は古墳時代後期の横穴式石室とほとんど同じである。百穴が分布する一帯は凝灰質砂岩と呼ばれる比較的掘削に適した岩盤が広がっており、当時の人々は掘削するのに適した場所を探して横穴墓を造ったと考えられる。吉見百穴は明治20年に発掘調査が実施されているが、わずかな写真と出土品を残すのみで詳細な情報はほとんど残っていない。現在確認できる横穴の数は219基である。
このはがきの発行時期はというと、いつものように「古い絵ハガキの年代推定法」を参照すると、
 ・切手貼付部に「内国には一銭五厘切手 外国には四銭切手」と書かれている。
 ・右から「郵便はかき」(濁点なし)と書かれている。
 ・宛名部と通信部の区切り線がない。
ことから明治33年~明治43年頃と思われます。

上で引用した吉見町のHPには「吉見百穴は明治20年に発掘調査が実施されているが、わずかな写真と出土品を残すのみで詳細な情報はほとんど残っていない。」とありますので、当時の貴重な写真かもしれませんね。

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