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11/28/2017

東京裁判

今日は、文庫本3冊。
ここ2、3日太平洋戦争関係の本を紹介しましたが、その流れで東京裁判関係の文庫本2冊と、ちょっと毛色が変わりますが「オペラ座の怪人」です。

●清瀬一郎 秘録 東京裁判(中央公論新社)
●城山三郎 落日燃ゆ(新潮社)
●ガストン・ルルー オペラ座の怪人(角川書店)

「秘録 東京裁判」の著者の清瀬一郎さんは東京裁判での東条英機の主任弁護士を務めた方で、まさに裁判の当事者による記録です。
被告を含めた関係者それぞれの行動や、それらに対する著者の分析が精緻にまとめられています。
一方、城山三郎さんの「落日燃ゆ」も東京裁判を題材としたものですが、もちろん著者が当時直接裁判に関与していたわけではなく、著者の時間をかけた取材、調査に基づくものです。
著者は東京裁判で絞首刑を申し渡されたA級戦犯7人のうち唯一文官であった広田弘毅に焦点を当てました。
記録というよりは、やはり広田の生きざまをテーマに描かれた作品だと思います。

「オペラ座の怪人」は、文庫本で前者2冊と一緒に写真を撮ってしまったので、ちょっと仲間外れ的になってしまいました。
息子がNYでミュージカルを見てきたというので、どんなストーリーなのか興味を持ったので読んでみました。
息子は「よかった、よかった」と言ってましたが、文庫本の文字だけだと、残念ながらその感動が私にはなかなか伝わってきませんでした😞


11/26/2017

不許可写真

戦争中の情報統制に興味があったので読んでみましたが、あまり気分がいいものではありませんね。

●草森紳一 不許可写真(文藝春秋)

ネット時代になって、発信したい情報はいつでも好きに出せるようになりましたが、でも所詮、発信する側の視点でフィルタをかけてしまっていますよね。
最近マスコミの偏向報道などが話題になっていますが、情報発信を職業にしているのが個人でなく組織であれば、大差が無いようにも思えます。


11/25/2017

戦後生まれの私が体験していないこと

戦争のこと、日本軍のこと、終戦後の日本。
体験していない私には、書物で知るしかありません。

私の両親は昭和一桁生まれですが、既に他界していて、直接当時の話を聞くことができません。
もっといろいろと話を聞いておけばよかったな、と思います。

●佐治芳彦 太平洋戦争の謎(日本文芸社)
●常石敬一 七三一部隊(講談社)
●藤原帰一 戦争を記憶する/広島・ホロコーストと現在(講談社)
●小林弘忠 巣鴨プリズン(中央公論社)

1990年代後半から2000年に入った頃に読んでいました。