ラベル 浮世絵 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 浮世絵 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

11/19/2017

春画

西洋絵画から今度は日本に目を向けて…春画です。

●白倉敬彦 新版江戸の春画 江戸人の性愛を描く(洋泉社)
●白倉敬彦 春画の謎を解く(洋泉社)
●田中優子 春画のからくり(筑摩書房)
●田中優子 江戸百夢 近世図像学の楽しみ(筑摩書房)



いずれも白黒の新書、文庫で、画集ではありません。
春画の歴史的な生い立ちや、いろいろな作品の解説、当時の生活、風俗など、美術、歴史、社会学の解説本です。

これらの本を読むまで、北斎とか豊国、国芳といった浮世絵画家が春画も描いていたとは知らず、驚きました。

最後の一冊は、春画だけをテーマにしたわけではないのですが、江戸時代の絵画、版画、のれん、着物、手拭いなどのデザインについてエッセイ風にまとめられています。
この本を買った後に、広重の江戸百の本を買いました。本を読むと、そこから次の興味が広がっていきます。

11/10/2017

岩佐又兵衛~北斎・豊国・国芳

岩佐又兵衛の名前を知ったのはテレビ東京の「美の巨人たち」だったと思います。
いつ頃だったのかな、とネットで検索すると、2006年1月15日のようです。
(参照:美の巨人たち:岩佐又兵衛「山中常盤物語絵巻」

その後、しばらくして書店で見つけたのがこの本です。

●辻惟雄 岩佐又兵衛 浮世絵をつくった男の謎(文藝春秋)


テレビで見たときは、どちらかというと絵巻物全体の「大きな作品」という印象が強かったと記憶していますが、この本は作品の部分を取り出し、拡大して解説しています。
江戸時代初期の画家ですが、現代のマンガに通じるようなタッチも見られ、面白いですね。


辻惟雄さんの本をもう一冊。

●辻惟雄 奇想の江戸挿絵(集英社)
前述の岩佐又兵衛の本を読んでから、江戸時代の画家の作品に興味を持ち、そして見つけたのがこの本です。
時代は江戸後期に下り、北斎、豊国、国芳などの作品が扱われています。
浮世絵がこんなに迫力があり躍動感があることを知りました。
私は国芳ファンになり、Pinterestで国芳の作品を集めています。