2/17/2019

昭和36年 新日本電気株式会社「照明器具に関する調査」

1961年(昭和35年)新日本電気株式会社商品計画部商品課からの「照明器具に関する調査」というアンケート調査票(表紙を入れてB5版5ページ)です。
私が1歳になったばかりで、両親が家を新築していた頃です。
照明器具もおそらく新規購入したと思いますので、それらにこの調査票が添付されていたのでしょう。以前紹介した新日本電気(NEC)家庭電化品カタログと時期が同じです。
もしかするとそのカタログとセットだったのかもしれません。

 調査の内容は、

  • 白熱灯と蛍光灯はどちらがよいか?
  • 洋室(居間)と和室(座敷)にはどんな照明が相応しいか?
  • 蛍光灯の光のイメージは?色や値段はどのくらいが適当か?
  • 丸型天井吊蛍光灯はどんなデザインがよいか?
  • 蛍光灯スタンドのデザイン、明るさ、アクセサリー(装飾的なもの、実用的なもの)

といったものです。

 この時代の家庭の電化状況や蛍光灯の普及状況はどうだったのでしょうか。
私には新築される前の家の記憶はほとんどなく、古い写真を見た限り我が家には蛍光灯は無かったのではないかと思います。笠のついた電球が天井からぶら下がっていただけだと思います。
 現在、蛍光灯からLED照明へ移行しているところですが、昭和30年代は白熱灯から蛍光灯へ移行するような時期だったのでしょう。

2/09/2019

川口市立文化財センター分館郷土資料館さまに資料を寄贈しました

以前「川口市 市制施行記念絵はかき」というタイトルで昭和8年の川口市制施行にあわせて発行された絵葉書をこのブログで紹介しました。
そうしたところ、川口市立文化財センター分館郷土資料館さまからお問い合わせをいただき、以下の資料をお譲りいたしました。
最後の絵葉書は川口市とは関係がありませんが、お譲りしようとした資料の中に入ってしまったようです。
しかし、こういう資料を大切に扱って下さる方、しかも今回は公的な機関にお譲りできましたのでうれしいです。

資料をお譲りする手続きのために資料館に伺った際、学芸員の方に常設展、企画展を一通りご案内していただきました。お忙しい中、贅沢な対応をしていただきありがとうございました。
企画展は「変わる街 変わる暮らし」(2019/1/16~3/10)というテーマで、1950年代から90年代辺りまでのおもちゃ、電気製品などの実物が展示されていて、非常に懐かしく楽しませていただきました。
40代後半以上の方であれば、同世代の人と一緒に見に行けば、盛り上がること間違いなしです。

そして、今週、市長から「資料受領書」と教育長から「お礼状」が届きました。
寄贈した資料の代わりに大事に保管しておこうと思います。