これらの専門書は私が持っていても価値がなく、いずれは処分します。
もし、このブログを見て、気になる本がありましたら、コメント欄を使ってご連絡ください。(コメントは直ちに公開はされませんのでご安心ください。)
年末には処分いたしますので、ご了承ください。
これでしばらくこのシリーズは中断。
また、物置の片付けで土木関係の本が出てきたら、紹介します。
●ロングレール作業
【著者】伊地知健一
【発行】1963/06/15 (初版1963/06/15)
【出版社】鉄道現業社 【定価】¥450
著者は「日本国有鉄道施設局保線課長」で、まえがきに次のように書いています。
本書はその目的を現場作業員の教養に主眼をおいた。題して「ロングレール作業」としたゆえんである。理論の本ではなく、保守基準、実際の作業、事故事例など保線作業に携わる方のためのテキストのような本なのでしょう。
ところで、私がおそらく小学生の頃だったと思います。父と東京に出かけた帰りの京浜東北線の電車の中での思い出です。蕨と南浦和の間だったと思います。
一番後ろの車両から車掌室の向こう側の線路を父と二人でずっと眺めていた時、父が
今走っている線路は普通の線路より長い。つなぎ目が少ないからガタンゴトン音がしなくて静かだろう?と言いました。どこに行った帰りなのか、小学校何年生の時だったのか覚えていません。もちろんロングレールなどという言葉も出てきませんでした。
しかし、なぜかこの父の言葉は鮮明に記憶に残っています。
当時、ロングレールが蕨-南浦和に導入されていたのかどうかはわかりません。
●鋼橋の理論と計算
(原題:Theorie und Berechnung der Stahlbruecken)
【著者】A.ハウラネック(A. Hawranek), Otto Steinhardt
【翻訳】橘善雄、小松定夫
【発行】1965/01/20 (初版1965/01/20)
【出版社】山海堂 【定価】¥2,800
この本は、前の本(ロングレール作業)と比べると明らかに設計者向けの内容となっています。最初から最後まで数式ばかり。翻訳者による序文には、こうあります。
第2次大戦後、橋梁工学の発達はめざましく、特にドイツにおいては、構造形式の創案と改善、高級材料の発明と利用によって鋼橋の飛躍的進歩が成し遂げられた。鋼構造物技術はイメージ通りドイツが世界の先頭を走っていたのでしょう。
●擁壁の設計(第2版)土木構造物設計シリーズ
【著者】栗原利栄、藤森哲、手塚民之祐、小池晋
【発行】1972/04/10 (初版1962/01/30)
【出版社】オーム社 【定価】¥1,100
本書は大きく二編に分かれていて、道路編は日本道路公団と大和設計の専門家、鉄道編は鉄道建設公団と国鉄構造物設計事務所の方が執筆されています。
ちょうどこの頃、構造物の設計施工指針やコンクリート標準示方書などがまだ審議、発行、改訂などがなされていた時期だったので、実際の設計事例が紹介されている本書は、設計者にとってとても参考になったことと思います。
ちょうどこの頃、構造物の設計施工指針やコンクリート標準示方書などがまだ審議、発行、改訂などがなされていた時期だったので、実際の設計事例が紹介されている本書は、設計者にとってとても参考になったことと思います。
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