またまた、電車、バスの路線図です。
「開都五百年記念」とあります。
500年前というと1868年の東京遷都ではなく、1457年の太田道灌の江戸城築城でしょうね。
中の路線図には「昭和31年(1956年)10月1日現在」と書いてありますので、ちょうど計算があいます。
電車案内図は都電の路線図です。
今は地下鉄にとって替わっていますが、当時はまさに都電の時代だったのですね。
駅の数は今の地下鉄よりも多いような気もします。
ちなみに料金は、都電が片道13円、トロリーバスが片道20円と書かれています。
都バス案内図は電車案内図よりももっと細かいです。
埼玉県、千葉県、神奈川県まで路線が伸びています。
終点が、例えば、草加、川口駅、浦和駅、市川、浦安学校前、川崎駅。
今も隣の県まで運行しているんでしょうか?あまり見た記憶がありません。
さて、路線図のわきには「財団法人東京都交通局協力会」、一番下には小さく「納品 株式会社人文社 東京都千代田区神田神保町3ノ4」と書かれていますが、この折り畳み式案内図の表紙には大きな東芝のロゴ、東芝のマツダランプといった広告。
(マツダランプという名前はものすごく懐かしいです)
この案内図の発行の主体は誰なんでしょうね?
また、「開都五百年記念」と都電・都バス案内図と東芝の関係もこれだけではよくわかりません。
きっと、江戸城築城500年を記念して、自治体、民間、みんな大きな盛り上がっていたのでしょう。
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