11/10/2017

岩佐又兵衛~北斎・豊国・国芳

岩佐又兵衛の名前を知ったのはテレビ東京の「美の巨人たち」だったと思います。
いつ頃だったのかな、とネットで検索すると、2006年1月15日のようです。
(参照:美の巨人たち:岩佐又兵衛「山中常盤物語絵巻」)

その後、しばらくして書店で見つけたのがこの本です。

●辻惟雄 岩佐又兵衛 浮世絵をつくった男の謎(文藝春秋)


テレビで見たときは、どちらかというと絵巻物全体の「大きな作品」という印象が強かったと記憶していますが、この本は作品の部分を取り出し、拡大して解説しています。
江戸時代初期の画家ですが、現代のマンガに通じるようなタッチも見られ、面白いですね。


辻惟雄さんの本をもう一冊。

●辻惟雄 奇想の江戸挿絵(集英社)
前述の岩佐又兵衛の本を読んでから、江戸時代の画家の作品に興味を持ち、そして見つけたのがこの本です。
時代は江戸後期に下り、北斎、豊国、国芳などの作品が扱われています。
浮世絵がこんなに迫力があり躍動感があることを知りました。
私は国芳ファンになり、Pinterestで国芳の作品を集めています。

11/09/2017

ブリューゲルへの旅

ブリューゲルの作品は「ウォーリーをさがせ!」に通じるところがありますね。
見ているだけでも楽しくなりますが、やはり解説本を読んで、細かく描写された当時の人々一人ひとりの仕草とその意味などがわかると、いっそう楽しくなります。

ブリューゲルの作品を解説したもので、「ブリューゲル・さかさまの世界」(カシュ・ヤーノシュ編 早稲田みか訳 大月書店)があります。
この本を読んでブリューゲルにはまっていた頃、書店で「ブリューゲルへの旅」を見つけました。

●中野孝次 ブリューゲルへの旅 (文藝春秋)

最初は、先の本と同様のブリューゲル作品の解説本だと思ったのですが、そうではなく、ブリューゲルの作品を実際に見て、感じた印象、それから想起される思い出などをエッセイ風にまとめた、どちらかというと文学作品ですね。





1960年代中頃、著者が41歳の時に初めての海外生活となるウィーンの美術館でブリューゲルの作品に出会い、それ以来「ブリューゲルへの熱中はつづいていて…たぶん全部見て回ったと思います。」とあります。

今年の4月から7月まで、東京都美術館で「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展」が開催されました。
ブリューゲルの作品を直接目にできる貴重な機会でしたが、仕事が忙しすぎてチャンスを逃してしまいました😢

11/08/2017

猫画家 ルイス・ウェイン伝

19世紀末から活躍したイギリスの猫イラストレーターのルイス・ウェインの生涯と作品を紹介した本です。

●南條竹則 吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝(集英社)

擬人化された猫のイラストを目にした方も多いと思います。
しかし、彼の晩年の様子を読み、そしてその頃の作品を見ると、楽しい猫の世界とは別世界の厳しい人生を送られたことがわかります。
全ページカラーで、一コマ漫画としても楽しめました。1世紀も前の作品とは思えません。

11/07/2017

フェルメール

今日はフェルメールの解説本です。

フェルメールにはかなり前から興味を持っていました。
残っている作品の少なさ、非常に精緻なタッチなどに惹かれたのはもちろんですが、古地図ファンの私にとって、特に背景に描かれた古地図(描かれた当時は最新地図です)は本当に素晴らしいと感心します。
絵の脇役なのに、こんなに細かく正確に描くなんて、相当の観察力があるのだと思いました。

●宮下規久朗 フェルメールの光とラ・トゥールの焔(小学館)
●小林頼子 フェルメールの世界(NHK出版)
●朽木ゆり子 フェルメール全点踏破の旅(集英社)


朽木ゆり子さんのフェルメール全点踏破の旅は、全世界に散らばっている三十数点のフェルメール全作品を一気に訪問しするという、羨ましい限りの旅です。
新書版で全ページカラーなので、この本だけはしばらく手元に置いておこうと思います。
いずれ仕事も終えたら、このうちのいくつかを回ってみれたらいいなと思います。



●フランク・ウイン 私はフェルメール 20世紀最大の贋作事件(ランダムハウス講談社)



細野不二彦さんのギャラリーフェイクにもフェルメールを題材にしたお話が出てきます。
たしか、その中にフェルメール作品の贋作の話があったと思います。
私は、メーヘレンの作品を見てもフェルメール作品の印象を全く感じないのですが、いかがでしょうか?


11/06/2017

ワケありな名画/誰も知らない「名画の見方」

絵画の解説本の続きです。

●沢辺有司 ワケありな名画 名画31点の裏鑑賞会(彩図社)
オフィーリアの表紙と刺激的なタイトルで思わず購入してしまいました。
「事件」「恐怖」「捏造」「謎」という4つのテーマで31点の名画が解説されています。
本文はすべて白黒で、カラー写真がないのがもったいないですね。

●高階秀爾 誰も知らない「名画の見方」(小学館)
これはフェルメールの 「真珠の耳飾りの少女」の表紙で買いました。
フェルメールの本を見つけると読んでいたので。
フェルメール本は次回…。



11/05/2017

絵画解説本 

中野京子さんの「怖い絵」シリーズに続いて、いくつか絵画の解説本です。
こういう解説本から、新たに気になる絵が見つかったりします。
そして、そういう絵が日本の美術館に来たりすると、本当にうれしいですね。

●日本博学倶楽部「世界の名画」謎解きガイド(PHP研究所)
●千足伸行6つのキーワードで読み解く西洋絵画の謎(大和書房)














●木村泰司名画は嘘をつく、名画は嘘をつく2(大和書房)

11/04/2017

本の整理を再開しました 

忙しくてしばらくこのブログも家の片付けも滞っていましたが、少しずつまた再開しました。

最近老眼の進行が著しく、通勤時はもとより明るいところで読むのはかなりきつくなってきました。
老眼のつらさは、やっぱりなってみないとわかりませんね。

国内外の絵画に興味を持っていたので、いろいろと解説本を求めていたのですが、手放すことにします。障害をもつ方たちが運営するリサイクルショップにお譲りします。

●中野京子さんの「怖い絵」
「怖い絵」で人間を読む(NHK出版)、新 怖い絵(角川書店)です。
この本を読むまでは、どちらかといえば、絵は画家のテクニックを中心に見ていたような気がします。
一枚の絵の持つ背景や意味、そういうものを理解して見ると、全く違う楽しみができるということを教えてもらいました。
今、上野で「怖い絵」展やってますね。
ものすごく混んでいるようですね。チケット買うだけで20分も並ぶという話も聞きます。
12月までなのでぜひ行きたいと思います。


しばらく、絵画関係の本の話を続けます。