第十一回文部省美術展覽會で出品された作品です。
文部省美術展覽會は,第1回目が明治40年に開催されたので,第11回というと大正6年に開催されたことになります。
この「文展」は翌年大正7年第12回文展まで続き,その後変遷を経て現在の「日本美術展覧会(日展)」に続いているとのことです。
以下の4枚は,いずれも後世に名を残す方ばかりです。
1枚目の結城素明氏は第10回文展でも特選を受賞し,2年連続の受賞となりました。
(特選)八千ぐさ(其一) (東京)結城素明氏筆
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白馬岳八題 (東京)寺崎廣業氏筆
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薩南六題(其二) (東京)山内多門氏筆
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献燈(其一) (京都)不動立山氏筆
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これらのカラーの写真をネットで探しましたが,残念ながら見つかりませんでした。
どちらかの美術館で展示されているようでしたら,一度実物を鑑賞したいものです。
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