11/10/2012

アンティーク絵葉書 「大磯」

古絵葉書の整理は一休みと思っていたのですが,とにかくスキャニングだけしてしまおうと思い,土曜日の午後,せっかくのお天気ですが薄汚れたハガキをスキャナーに通しています。
スキャナーの内部が埃で汚れちゃうかな,とちょっと心配です。
(スキャナーはCanon DR-2510Cを使っています。)

スキャニングしたついでに何枚かご紹介。
今日は神奈川県大磯です。

①大磯名所 權現臺 安田善次郎氏石像
 安田財閥創始者である安田善次郎氏の旧別邸にある氏の大理石座像で,大正5年(1916)に百三十銀行から送られたとのことです。石像の上部には「祥致」と彫られています。


②大磯名所 天王臺小千疊敷頂上


③大磯風景 千疊敷頂上ヨリ富士ヲ望ム


 ②と③は同じ所なんでしょうか?どちらの写真にも四阿(あずまや)が写っていますが,形が違いますよね?同じ場所の四阿を建て替えたのか,それとも別物なのか?どなたかご存知のかたがいらっしゃいませんか?

ちょっと面白いのが次の写真です。

④大磯風景 千疊敷頂上全景


 頂上(と言ってもTOPがどこだかわかりにくいですが)に上の②と③の四阿らしきものが見えませんか?
 ちょっと大きすぎ?これだけ遠くに写っていてあの大きさだと大型のリゾートホテルなみの大きさのように思えます。
 拡大鏡で見てみると,どうやら手書きで書き込んであるみたいです。

⑤大磯風景 千疊敷十千亭
 ここはとても景色がよさそうです。方向がどちら向きかわかりませんが,富士山もよく見えたのかもしれません。


⑥大磯名所 虎御石境内
 『曽我物語』の虎御前縁の石「虎御石」は,曽我十郎の仇討ちの相手工藤祐経の刺客から十郎を守った石だそうです! この石は今でも延台寺に奉安されています。
 写真は寺の山門のようですが,左側に曽我兄弟の碑が建てられています。これは木製のように見えますが,インターネットで最近の状況を見ますと,現在は石碑になっているようです。
 山門自体も以前はずいぶんシンプルで,お寺というよりは普通の民家のように見えます。


⑦大磯八景 花水川の夕照
 夕照とあるので,カラーだったらよかったのに,と思いますが,しかたありませんね。想像力を働かせて昔の美しい景色を楽しみましょう。



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