今回は大正時代の頃のブロマイド風絵葉書3枚です。
まずは、女優の松井須磨子です。
写真の下には、右書きで
大正六年10月新富座(芸術座劇。お艶と新助)
娘お艶(松井須磨子)
と書かれています。
Wikipedia で松井須磨子を検索すると「主な出演記録」の項があって、大正6年(1917年)のところには、
10~11月 -『お艶と新助』(谷崎潤一郎原作、島村抱月脚色)お艶役
と書かれていますので、まさにこの時の公演のものですね。
須磨子はこの芝居の脚色の島村抱月が亡くなった後、その後を追って自殺しましたが、それはこの芝居のわずか1年ちょっとしてからのことです。
次の絵葉書も役者さんの絵葉書だと思いますが、これは写真に何も注釈がないので、どなたなのかわかりません。絵葉書の裏には宛名欄と通信欄の仕切り線が入っていないので、大正6年の松井須磨子の絵葉書よりも古い時代のものかもしれません。
そしてもう一枚は、海外の絵葉書ですが、これも時代やモデルはわかりません。
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