誰でも子供のころからお世話になっているライオン印の消しゴムの箱です。
中に消しゴムが入っていたのではなく、祖父母や父、叔父・叔母たちの若いころのモノクロ写真が入っていました。
この510砂消しの形は今も変わっていないのでしょうか?
ついこの間までこのデザインそのものの砂消しを使っていたような気がします。
まだワープロの時代の前、インクで書かなければならない文書を作成するときには、本当に毎日お世話になっていたものです。
紙を破かないようにいかに消すか、手の力の加減、こする幅、スピード、テクニックが必要なんですよね。
今の時代は、ワープロですぐに書き直しできるものですから、最近の若い人はあまり使った経験がないかもしれませんね。
しかし、この箱がいつ頃の時代なのかわかりませんが、日本語が一切書かれていない洒落たデザインですね。
ライオン事務機と名前を変える前のFukui & Co. Ltd.で、製造はTaguchi Rubber Co. Ltd.と書かれているので純国産品なんでしょう。
ライオン事務機のHPで沿革を拝見すると、なんと創立は1792年、寛政4年なんですって!
もう創立226年、ものすごい会社ですね。
しかも、扱っている商品は、日本の国民であれば誰でも一度は見たり使ったりしているのですから。
たまには、手書きで手紙でも書いて、消しゴムのお世話になってみたくなりました。
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