今日も昔の絵葉書です。
最新版 (特製)潮来名勝 名勝絵はがき (潮来町田山写真館発行)
モノクロの8枚入りです。
発行元の田山写真館が今も続いているのか、ネットで検索しますと・・・
ありました、ありました。
JR鹿島線潮来駅すぐそばですね。
発行時期は特に書かれていませんが、
・通信面仕切り線が、はがきの2分の1の位置に引かれていること
・はがき上部に右から「郵便はかき」と書かれていること(はがきの「が」に濁点が無い)
から、「古い絵葉書の時代判別法」によれば、大正7年から昭和8年ころと思われます。
それでは、何枚か紹介します。
●水郷十二橋の一部
ネットを見ると今はすっかり近代的な橋になっています。
一番手前の橋には手すりが一本取り付けられていますが、奥の方の橋には手すりも無いようです。
私は埼玉県浦和市(現さいたま市)で生まれ育ちましたが、祖母の実家(歩いて15分くらいのところでしたが)に行くには、このような手すりの無い橋を渡るところがあって、怖くて行きたくなかったものです。
●長勝寺本堂
ネットで最近の写真を見ると、今でも立派な茅葺屋根の本堂のままですね。
●濱町遊郭通り
潮来には遊郭があったのですね。
ネットでいろいろと検索していたら、潮来浜町の遷り変りについて取り纏めた論文が見つかりました。お茶の水女子大の大学院生の方の論文です。
この写真だけでは窺い知ることのできない経緯がよくわかりました。
ところで、この写真の左端に「ロート目薬」の琺瑯看板がありますね。
ロート製薬のHPで沿革を調べると、ロート目薬は明治42年に発売が開始されたとのことです。
まだロート製薬が「信天堂山田安民薬房」という名前の会社だった頃ですが、既に全国版の商品になっていたんですね。
●潮来名物あやめ踊
毎年開催されている水郷潮来あやめまつりでご披露されているあやめ踊りと同じものでしょうか?
芸妓さん勢ぞろいといったかんじですね。
●稲荷山より
今でもこの場所は残っているのでしょうか?
今の景色と見比べてみたいですね。
このほかに
●あやめトすいれん
●浪逆浦
●潮来天王河岸
があります。
場所が特定できるものもあるのかもしれませんが、既に埋め立てられてしまっているところもあることでしょう。
潮来には行ったことがないのですが、日帰りで行けるところなので、今度昔の写真と今を比べに出かけてみようと思います。
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