富士山頂上絵葉書:官幣大社浅間神社社務所発行(東京神田紺屋町富士印刷社印行)
青・赤二色刷りの紙に包まれた白黒10枚組です。
包み紙、各葉書には「頂上 7.7.31 登拜記念」と書かれたスタンプが押されています。
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この包み紙の裏側には「官幣大社浅間神社由来」が書かれています。
さて、ここでは2枚だけ紹介しますが、私は富士山登山をしたことがないので、今とどう違っているのか解説することはできません。
しかし、どう見ても2枚目の「富士山胸突」に写っている登山者の姿は、今とは違いますね。
●富士山頂上官幣大社浅間神社奥宮
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●官幣大社浅間神社奥宮境内 富士山胸突
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このほかの写真はタイトルだけ紹介します。
●官幣大社浅間神社奥宮境内 富士山頂上金明水
●官幣大社浅間神社奥宮境内 富士山頂上銀明水
●官幣大社浅間神社奥宮境内 富士山頂上御来光
●官幣大社浅間神社奥宮末社久須志神社と石室
●官幣大社浅間神社奥宮境内 富士山砂走り
●官幣大社浅間神社奥宮境内 富士山頂上剣ヶ峰と萬年雪
●官幣大社浅間神社奥宮境内 富士山頂上駒ヶ岳
●官幣大社浅間神社奥宮境内 富士山頂上影富士
ところで、スタンプ「頂上 7.7.31 登拜記念」の日付「7年7月31日」とは、大正なのか昭和なのかいったいどちらなのでしょうか?
葉書の宛名面を見ると、下1/3まで通信欄が設けられていて、上部は右から左へ「ゆうびんはかき」(「はがき」の「が」が濁点なしで「か」)となっています。
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絵葉書の年代を割り出すのに参考にしている「探検コム」というHPがあります。
そこには、「古い絵葉書の時代判別法」というコラムがあり、それによればこの葉書が発行されたのは1910(明治43)年4月~1918(大正7)年3月の間と推定されますので、おそらく「大正7年7月31日」だと思います。
しかし、大変勉強になりました。
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