今日は「パロディ」3冊です。
マッド・アマノさんの作品を集めた文庫本で、昭和57年から58年頃に買ったものです。
「パロディ」という言葉の意味を未だにどうとらえてよいのか悩むところですが、私としては、学生の頃にこれらマッド・アマノさんの作品に出合ったことが非常にインパクトが強かったのか、「パロディ」=「マッド・アマノ」という構図が出来上がっています。
当時、マッド・アマノさんの作品を見ていると、自分でも何か写真を切り貼りしたり、一部を描き替えて、同じような作品ができるのではないかと思い、一度やってみたことがありました。
しかし、これはそう簡単にはできません。
まず、パロディの内容は仮に素晴らしいのが思いついたとしても、ともかく素材となるネタ、すなわち写真や絵を手に入れるのが難しい。
切り貼りするのであれば、同じネタでも何枚も用意しないとダメ。
普段から意識して資料を集めていなければとてもできません。
また、それがそろっても、違和感なく一枚の絵に統合するには、相当のイラストのテクニックや、切り貼りテクニックが必要となる。
ということで、すぐに挫折するとともに、マッド・アマノさんの作品の凄さを思い知ったわけです。
今のように、パソコンで写真や絵を取り込んで、簡単に合成したり修正したりできるような時代ではありませんでしたので、どうやったらあのような作品ができるのか、未だに興味があります。
マッド・アマノさんの作品の制作プロセスなどが紹介された本などご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお教えください。
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